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  • 2014.02.22 Saturday
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「つんでれんこ」プリセット 超やっつけ比較検証

JUGEMテーマ:THE IDOLM@STER
使いやすさと画質、速度の速さなどで評判の高い
フリーのエンコードソフト、つんでれんこ。
配布用ページにあるプリセットには、
「アニメ・アイマス・MMDなど」と「実写・PCゲームなど」の
二種類のプリセットがあります。

たしかに実写とアイマスではエンコード結果はかなり違うけれど、
ほんとうにアニメ・MMDと同じプリセット傾向で大丈夫なのだろうか。
ということで、既出のような気もしますが両方のプリセットを比較してみました。

■設定
・つんでれんこVer2.19使用
・使うプリセットは両方とも画質超重視の "e4" と "j4"
・ビットレートは映像808kbps、音声192kbps。
・再生負荷軽減は使っていない

とまあだいたいこんな感じで千早さんに踊ってもらって放り込む。

■結果

・"e4"(アニメ・アイマス・MMDなど)
e4

・"j4"(実写・PCゲームなど)
j4

正直なところ筆者の眼力ではあまり区別がつかないのですが、
上のほうが輪郭がはっきりしているけど色が一様になった感じで、
下は輪郭がぼけ気味のかわりに色の階層が深い。
上のほうが画面がぺらっとした感じで、下だとノイジーに感じる人もいるかも。
(シーンチェンジの敏感さも変えてきているかもしれませんがよくわからない)

実写やPCゲームの場合、輪郭が多少ぼけても色深度が出たほうが
きれいに見えるということなのでしょう(?)。

普通のアイドルマスターMADなら確かに上のほうが向いていると思いますが、
例えば最初からソフトフォーカスを狙っている場合や
比較的固定カメラが多くてシーンチェンジも少なく、
映像の肌理を見せたいような場合など、
下の "j4" を使ったほうがいいときもあるかも知れません。

例えば以下のような、実写画像とキャラクターを組み合わせた動画で
比較してみたいものですね。

・アイドルマスター伊織 「70%-夕暮れのうた」

アジャP。

・【アイドルマスター】月からの招待状 【0905P合作CM】

けるまPの0905P合作告知。

今回は比較のために制限解除前のビットレートで行いましたが、
ビットレート・解像度を上げれば両者の区別はつきにくくなると予想できます。

ちなみに出来上がったファイルのサイズはほぼ同じでした。
動画の内容によって、サイズに差が出る場合もあるようです。

■参考:実写でも比較してみた

・"e4"(アニメ・アイマス・MMDなど)
e4実写

・"j4"(実写・PCゲームなど)
j4実写
元の画質・解像度が低いこともあって、筆者には区別がよくつかない。無念
下のほうが発色よい気もします。
ということで、視覚的な能力ある方の解説お待ちしています。

なお、超やっつけ記事を書く勇気をくれた先達はこちら。

・Plemiere Elements 超やっつけシリーズ

この脱力具合が妙に心地よい。レヴェラP。
目次 - 特集記事2

新機能ほかについてよもやま戯言

JUGEMテーマ:THE IDOLM@STER
まとまった記事を書く気力がないのでだらだらと
ニコニコ動画の新ヴァージョンについて書く。ヴァージョンアップって便利ですね!



今回のニコニコ動画の改変は思い切ってますね。
ランキングのデフォルト設定についても、
様々なジャンルから入ってくる初心者のことを考慮して
分類をもうけた雰囲気はありますが見た目はかえってカオスに。
果たして効を奏すや否や。



新生放送番組「世界の新着動画」がなかなか盛り上がっていて
ニコニコ動画初期の雰囲気ってちょっとこんな感じだったのだろうかと
知らないものとしては往時をしのぶよすがとしております。
アイマス・東方・ボカロ枠、25時からでは普通の人は見られない。
これでは隔離と呼ばれても仕方ない気もしますが
かえって荒らしが来ない時間帯という意見もあって成否つけがたい。
実際の放送はどんな雰囲気だったのだろう。
30秒ごとに続きを見るかどうかアンケートを取って、
最後まで視聴されたものが「完走組」としてまとめられているのだけど、
アイマスからは大愚熊PとジェットPというカオスっぷりです。
⇒ 世界の新着動画完走組10/29



昨日はまだカテゴリタグが複数ついている動画も放送されていて、
アイドルマスター動画で後から別のカテゴリタグがつけられ、
「世界の新着動画」の別枠で流れる→「枠違うだろ」コメントの嵐
→元の動画の冒頭部分がそのコメントで埋め尽くされてしまう、
というパターンが実際に起きていたようですね。
複数カテゴリ対応後はまた似たようなことが起こってしまうのでしょうか。

今後も、ランダムの神のいたずらによって、
1時間のうちに3回も4回もリピートされて
むやみに再生数が伸びてしまう動画ができたりしそうです。
(さすがにそれには対策が取られているかもしれませんが)



アイドルマスターMAD界では、
非実際的なまでの高画質動画投稿ブームが起きています。
筆者の回線はADSLとはいえNTTの中継局が近所にあって
下り速度はへたな光回線より出るときもあるのですが、
3分の動画見るために6分も7分も待つのはなかなか大変だ。
高画質かつ冒頭に派手なギミックを満載して
興味を引っ張るような動画が増えないか心配でもあります。



そんな中素敵な動画も上がっているわけで、
見逃すのがもったいないマイリスト率高めのものもちらほらしていますね。

・【アイドルマスター】リツコリツコ【マイムマイム】


こういうときこそ紹介ブログが頼りになるときです。
(↑なお、すっかり頼る側の気でいます)
目次 - 特集記事2

りつクリ動画

JUGEMテーマ:THE IDOLM@STER
没記事リライト。構想は'08年12月。寝かせた理由はフロイトの影響受けすぎのため

2008年下半期20選への補足。

ニコニコ動画を見ていて勉強になったことは二つあって、
ひとつはフランク・ザッパほどの音楽家がなぜ
お下劣同性愛ネタを多用するのかという謎が解けたことです。
ゲイネタって実はエンターテイメントだったのですね。
(そんなことくらいすぐ察しろって?)
・Frank Zappa - 『彼はとってもゲイ』

歌詞職人に感謝。

もうひとつはどこでも「終わり」を語ろうとする人は
いるんだなあということです。

ニコマス(ニコニコ動画におけるアイドルマスター)は
「再び見出された砂場」だろうと前から思っていたのですが、
全く同じことをtwitterで発言していた方がいて、
たいして独創的な発想でもなかったらしい。

砂場は自由で楽しいけれど同時に無法地帯でもあるわけで、
さしずめ筆者などはその砂場に後からのこのこ入ってきて
隅っこのほうでひとりよくわからない穴を掘っているガキんちょ、
体を張って後の人のための場所を守ってくれた人たちのおかげで
そこにいられることにも気付かないのんきさで。

そうやって区画整備されてしまった砂場は
もう私が知っていたあの場所ではない・・・一理あるよね。
でも嬉しいことに、今も新しく入ってくる人がいるおかげで
面白い・見たこともない動画を今日も見ることができています。

・りつクリ動画


かたくりこPリスペクト「りつクリ動画」に出てくるりつクリは
クリーチャーならではの無法っぷりを発揮しているのだけれど、
その時間がそう遠くないうちに終わることにおぼろげながら気が付いています。
これがやよクリだったらそんな論理以前のところにいて
ほとんど会話が成立するのかどうか怪しいし、
ののワさんは人生の機微まで理解しつつも
なお自我ならぬののワ我がフリーダムにいつまでも
拡大していくそんなファンタジーの中にいて、
それは我々を楽しませてくれるものではあるのですが。

終わりをことさらに語る人は、あれが再び来るのを恐れているのかな。
りつクリ動画の苦みと美しさはまさにアイドルマスターMADのもちものです。
目次 - 特集記事2

関連記事:まこTP「双海亜美 写真撮影 【8/31は野菜M@ster】」にユートピアの幻を見る

やよいのやよぴったん語り その9

JUGEMテーマ:THE IDOLM@STER

⇒ ニコニコ動画(9) 新サービス&機能紹介

ξ*'ヮ')ξ ほう、ビットレート・解像度制限なしとな

一般視聴者のためにこのあたりまでにしておくのが吉という
ガイドラインがユーザー間で整備されていくといいなあ。
10秒くらいの超ビットレート動画をうっかり再生してしまって
PCが止まるのが怖いです。

ξ*'ヮ')ξ 再生数を取れる有名Pが
落としどころをどのあたりに持ってくるかがひとつの指標になるだろか。

やよい先生が普通に会話してくれてるのも怖いです。

ξ*'ヮ')ξ 

■高槻やよい最終講義 その9 ダンスの利用 - 静止画MADとダンス

その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 その8

ξ*'ヮ')ξ エフェクト系全般を例にとるのは広範すぎるのでこれまでストーリーPVを例に取って「非映像作品的なもの」の変容を見てきましたが、今回は別の例として静止画MADの技法が導入された場合を取り上げます。もっとも私は静止画MADをよく知らないのでdeadblue238Pの動画を題材に推測で話を進めていきます。アイドルマスターMADが身体性を芯にすえた「非映像作品的なもの」によって映像をもたせることができたという観点から見た場合、静止画MADはその素材と制作環境の制約によって身体性による結晶作用がほとんど期待できない場所からスタートしました。そして平面構成の制約を克服するためにほとんど過剰とも言える視覚演出が蓄積されていったわけです。つまり、そのジャンルに特徴的な方法を動画の動機とした場合、アイドルマスターMADと静止画MADは両立しないことになります。

・【MAD】アイドルマスター 凛として咲く花の如く オールスター+?

ブログ当初から取り上げたかったがこれまでほとんど機会が無かったdeadblue238P。やっと今回取り上げることができて嬉しい。

ξ*'ヮ')ξ 実際に両者の方法論を組み合わせるときは折衷的にバランスを取る場合が多いのですが、deadblue238Pの一部の作品ではあえてキャラクターの存在を脅かしそうになるまで静止画MADの方法が取り入れられます。その結果生じるビリビリした軋轢と不安の感覚がdeadblue238Pの動画の魅力でもあるのですが、「演出過剰」「なぜアイマスで作った」という時折見かける意見は正当ではないにせよ生じる理由はあるわけです。アイドルマスターMADの観点から見た場合に、静止画MADの演出が装飾の域を越えてでしゃばって見える(「演出過剰」)。また、静止画MADの観点から見たときにはアイドルマスター素材の「非映像作品的」な特性が余計な異物として混入して見え・アイドルマスターファンからすればキャラクターが素直に息づくのを邪魔されているように感じるかもしれません(「なぜアイマスで」)。

・アイドルマスター「the cookie crumbles」BIGMAMA (1Mテスト)

シラカワPについて十分に書くにはこれまでこのシリーズで書いてきたことを総動員しても足りないけれど、この作家のストーリー系PVも静止画MADを経由した手法が使われている。だがここでは静止画MADの手法もアイドルマスターのモーションも最終的にストーリーを描くことに奉仕して一線を踏み越えないために上のような批判はあまり起きない。

・アイドルマスター 「澪音の世界」

_Pは両原理が根本的に統合しえないことをいささかシニカルな態度で前提しており、方法論の不整合の感覚をパロディにして戯れつづける。上のような批判は(ネタとしてしか)起きない。

ξ*'ヮ')ξ この両作家も大好きなのですが、両者の姿勢と比べた場合、deadblue238Pの方法はいささか無謀に見えるかも知れません。しかし原理間の軋轢という観点から見たときにdeadblue238Pの果敢な態度が動画に独特の不安定性と緊張感をもたらし、そこから独自の美しさと魅力がたちあらわれてきていることを見逃すことはできません。特殊進化したジャンルのぶつかりあいから生じる火花としてのMAD、これはある様相でのニコマスの位置を象徴的に体現している姿なのでしょう。

-
このテーマではAToll氏はじめもっともっと多くの作家について
取り上げないと十分検討できないと思ったが
力不足のため問題提起にとどめます。誰かやってくれないかな。

11/2追記。続きです。
目次 - 特集記事2

やよいのやよぴったん語り その8

JUGEMテーマ:THE IDOLM@STER

前回記事で調子に乗って反省ということで今回は前座割愛。

ξ*'ヮ')ξ ネタが切れたんですね

■高槻やよい最終講義8 ダンスの利用 - 合理化と過剰

その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7

ξ*'ヮ')ξ 今回はストーリーが主体の動画におけるダンスの合理化の諸相を見ていきたいと思います。ある独立したストーリーにダンスの要素を加える際には、前回見たようにストーリー上でダンスが合理化される必要があります。アイドルマスターの場合はゲーム自体がトップアイドルを目指すものなので、例えばゲーム設定にのっとることでこの課題は克服されます。設定にしばられてしまう部分も出てきますが、基本的に元から二次創作ですのでその点で不自由を感じることはあまりないでしょう。ありすえPの "フタリの記憶" では、ダンスシーンであえてBPMを合わせないことではっきりと物語内のシチュエーションだとわからせる方法を取っています。もひとつ、PV的なアプローチになるのですが七夕Pの "Fix You" の後半ライブパートにも似た狙いがあります。この方向を押し進めていくと、ダンスを個々のモーションレベルまで完全に分解することで「非映像作品的なもの」の制約から解き放つ方法にたどり着くのだと思いますが、それについてはまた後で触れることになるでしょう。

・アイドルマスター×Coldplay 「Fix You」 Im@s オールスター

ξ*'ヮ')ξ 一方で、合理化の文脈からダンスがはみだしてしまうことで生まれる魅力もあります。極端な例として(ダンスPVではありませんが)ドリPの諸作品が挙げられます。例えば "iM@S笑点 いっしょに頂点をめざした結果がこれだよ" では漫才の動作としてダンスを用いていながら、いちいちダンスの過剰な動きがその文脈を超えて主張してくるところにおかしさや愛らしさが現れる。破綻のない一様なストーリー・ないし映像作品を紡ぐ場合はあだともなりかねないダンスの自己主張ですが、うまく応用すれば豊かなニュアンスを生み出すこともできます。

・秋月律子劇場・後編 結婚行進曲 アイドルマスター

この動画では、中間のダンスパートは、美希とPの結婚式で律子が披露するものとして描かれている。しかし結婚式場で踊るにしてはあまりにも場違いで異様なダンスであり、皮肉の利いた楽曲とともにグロテスクな雰囲気を作り出す。

ξ*'ヮ')ξ 見事なダンスPVと味わい深いストーリーPVを使い分けていたトカチPの新作では、冒頭部分のダンスが後半では「失われるゲーム内の出来事」として扱われることになります。つまり展開だけみるとダンスが合理化されるのですが、決してここでのダンスはストーリーのための手段にとどまっていないのであって、冒頭で生み出された力感は以後のパート全体にも力強く流れ続けるのだからどちらが主とか従とかいう区別自体がありえないのかもしれません。そして、この見事な振り付けが生み出す身体感覚が強烈ななまなましさを帯びているからこそ、後半での「全て忘れてしまう前の律子」が単なる脳内の仮想キャラクターではなく一回性をもったかけがえのない現象として現れてくるのです。

・アイドルマスター 君の知らない物語 秋月律子


-
ξ*'ヮ')ξ<駆け足で申し訳ない
10/28追記:つづきはこちら
目次 - 特集記事2

やよいのやよぴったん語り その7

JUGEMテーマ:THE IDOLM@STER

 "やよぴったん"から派生した流れの中にそんなMADPVすげえ、という文脈はなかったように思う。」

ξ*'ヮ')ξ*'ヮ')ξ ξ*'ヮ')ξ<な、なんだってー!

ショックのあまり先生が増殖した!

ξ*'ヮ')ξ それはともかく、嘘リンクじゃなくて貼ったらどうなの

何度もリンクしたら怒られそうな人なんだもん。
そうだったのか、やっぱりアイドルマスターMADを初期から見てた人には適わないね。

ξ*'ヮ')ξ おすすめ記事なので探してみよう! 近日中に爽快Pが拾ってくれると思うけど

スタート地点を間違えた先生はこれから・・・どう生きていくのですか?

ξ*'ヮ')ξ まあ、寝込むね

ということで、やよい先生の次回作にご期待ください。

■高槻やよい最終講義7 ダンスの利用 - 象徴的用法と機能的用法
または、それでも講義は続く

その1 その2 その3 その4 その5 その6

ξ*'ヮ')ξ ダンスをストーリーに応用する方法の最初のものとして、ダンスPVの構造自体によってプロットを暗示する、ひいてはダンス自体を象徴化するという行き方があります。この方法の具体的なあらわれとしては、高速シンクロのような視聴者の身体にダイレクトに伝わるダンスではなく人物が自然に映っているような振り付けをさせること、大きな物語枠組みを暗示する演出が(しばしば、動画の冒頭または最後に)置かれること、振り付けやコミュ映像の挿入などで、ゲーム内ないしMAD受容上での共有されたストーリーや楽曲の歌詞に視聴者の意識を向けるように作られていること、これらと共に全体としてPV的な印象を与える演出を用いることでステージで踊っていることが前提のものとされることなどが例としてあげられます。

・【アイドルマスター】Digital Love【Daft Punk】


ξ*'ヮ')ξ この方法の利点は、ダンスの魅力を保ったままストーリーも想像させることができる点ですが、限界としてはゲーム・MADの既存の文脈・歌詞にストーリー性を仮託する部分が多く、ストーリーが動画の主体となるまでにはなかなか至らないところです(歯ブラシPの上の傑作も、はるちは・メカ千早の文脈が持っていたイメージを最大限に拡張させたものだとも言えますが、ダンスとストーリーが1つに融合した稀有な例だと思います)。そこで、文字テキストや広告的な構図、その動画独自のシチュエーションをはっきりと指示する演出など、より明確に物語世界を描く方法が現れます。この場合はダンスはストーリーの中で合理化されますメイPのリメイク作を例に取ってみましょう。


3:08前後のこの部分ではダンスは物語内部で実際にアイドルが踊っているものとして合理化されているが、同時にその力感を動画の推進力に利用している。


5:15前後。ここでのダンスは「心情表現」であると同時に「PV的」な前提性が狙われているが、ちょっとボッティチェリの後期作品のような不思議にマニエリスティックな感覚があり、個人的にはその点に強い魅力を感じた。元PVのイメージの転用ということもあるだろう。

ξ*'ヮ')ξ もっとも、今回取り上げた分類は考察上の便宜的なもので、上のメイPの例に既に現れているように、実際の作品中では象徴的用法と機能的用法は時に応じて使い分けられ、中間的な使われ方も珍しくありません。方法の羅列もあまり意味がないでしょう。ここではむしろ、ダンスがストーリーに従属するために、映像がストーリーを指示するための演出の種類が十分に増えることが必要だった、ということに注意してください。これは演出の種類が多くなければ良いストーリーPVにならない、ということでは全くなく、演出の種類が多くなることによってストーリーが自立する余地が増えていく(そのことは動画全体の魅力とは全く別の話である)、というふうにここでは簡単にまとめておきます。

-
関連記事:歯ブラシP "Digital Love【Daft Punk】" が素敵です その1
モデリングから動画を見る その4 "フタリの記憶" 比較検討

続きはあるのか!? どうなるやよい先生
目次 - 特集記事2                           (続くよ!)

「iM@S洋楽コラボPV」からピックアップ

JUGEMテーマ:THE IDOLM@STER

最近はダンスPV自体の本数は減っている感じがするけれど、
魅力的な作品がどんどん上がっていますね。
普段から洋楽を使ったMADを取り上げる割合が多い当ブログですが、
iM@S洋楽コラボPVといういうタグがあるよ、という紹介がてら
近作からピックアップします。

・アイドルマスター【PV】はるちはやよいで「ネリーさんだ象」


ネタ風の小品を丁寧な編集で作り上げる(というイメージを勝手に持っているのですが)
崖っP、トイドールズで来ましたがこれは楽しい! おバカな感じ!
そして相変わらず丁寧な仕事! 中盤からの展開が実に楽しいです。
これはとにかく楽しんで最後まで見てほしい動画です。

・Aimee Mann with THE iDOLM@STER Backfire


Cureで十一連投の人もとい一一P、エイミー・マンの2000年発表アルバムかららしい。
連投後もハイペースで投稿していてそのいずれも魅力的ですが
ますます腕を上げつつありますね。
スロー基調のダンスクオリティも全く崩れず、独特のざらりとした色調もよい。
h264でエンコードすると映像がどこかつるりとしてしまって、
それがflv動画の持っていた温かみ親しみやすさを奪っていたところがあると思うのですが、
この方もかつてあったような質感や空気感を大切にしているように思います。

・Baby Love


筆者はあまり最近の洋楽きいておらず、普段聞いているのはこのあたりです。
武蔵浦和Pによる初期シュープリームスです。
シュープリームスはキュートなのだけどモータウンっぽい黒さもあって、
そこのところがあずささんでスウィートブレイクガール衣装という組み合わせ、
"i" や "Kosmos, Cosmos"、"神様のバースデイ" などの
ちょっとやぼっためくらいの振り付けが絶妙のバランスでマッチして
とても愛らしいと思うのですがいかがでしょうか?

ちなみに筆者はこの曲単調なのに何度きいても飽きなくて、
ドラムとベースばかり聞いていていつまでも愉快なわけで、さすがファンクブラザーズ、
こんなポップなグルーヴも生み出せるのだなと思っていたのですが
下のページによるとキャロル・ケイ&ハル・ブレインの
(たとえばビーチボーイズ黄金期の)スタジオミュージシャンコンビの
可能性があるということなのですが、真相はどうなのでしょうね。

⇒ Motown Mystery: sec.3 - ハリウッドの隠し子

言われてみると、ピック弾きに聞こえなくもないですね。
-
目次 - 特集記事2

アストロP・yocch41Pファンによる生放送(テスト) まとめ

JUGEMテーマ:THE IDOLM@STER

最初の放送が終了しました。
生放送を行うのは久しぶりだったので色々忘れていて、
いろいろトラブルもあったのですが総じて楽しく放送することが出来ました。
以下、セットリストと放送者コメントによる簡単なまとめです。
(以下格納)

続きを読む >>

適当に書いた記事に対してまじめな検討をしてくれている文章を見つけてしまった時の心の動き


















というのはあくまで冗談で、
わが身の至らぬを恥じつつ考える糧にさせていただいております。
-
JUGEMテーマ:THE IDOLM@STER

・アイドルマスター 双海亜美/ 真美 「アーリーサマー」

不肖、筆者は削除予告の話が広がってはじめてGatePの動画を見たのでした。
再投稿につき、こうして改めて紹介できる喜び。すごいね、アイドルマスターって。

目次 - 特集記事2

やよいのやよぴったん語り その6

JUGEMテーマ:THE IDOLM@STER

このブログは動画紹介から始まったけれど、
徐々にSS(サイドストーリー:ゲーム本編の挿話的な、文章による二次創作)に
近づいている、そんな気がしています。

ξ*'ヮ')ξ (笑)

あとやよい先生が微妙に好評みたいですが先生ばかり誉めないでください。

ξ*'ヮ')ξ (笑)

■高槻やよい最終講義6 ダンスの利用 - ストーリーとダンスの相克

その1 その2 その3 その4 その5

ξ*'ヮ')ξ<前回までアイドルマスターMADにおけるダンスの新しさがどのように受容されていったか簡単に見ていきました。しかし、結局のところダンスの魅力はカメラワークなどの限界と表裏一体をなしていて、何か他の刺激によって絶えず活性化される必要があるものでした(少なくとも多くの視聴者の目に触れるためには)。その活性化の過程において次第に「見飽きた」ダンスの比重が弱まり例えば派手なエフェクトや二次創作的なストーリーの「添え物」の位置に収まった、と直線的に語ることができればわかりやすいのですが、実際には現在でも伸びるダンスPVは(それなりの異化と技術的向上を加えながら)存在するし、比較的ダンスに重心が置かれていないMAD作品の流れも最初期からあったようです。

・アイドルマスター 美希 PV

がぶ呑み氏。コミュニケーションパートのみで構成されている。投稿日からするとβ時代からあった動画か? 抑制の効いた作りで、このようなタイプのMADは他ジャンルに先例が存在するかどうかを知りたくなる(ありそうなのだけど、不勉強なので)。リメイク版も必見。

ξ*'ヮ')ξ<アイドルマスターMADの新しさがダンスの快楽にありそれを生かそうとするにしても、そこでの純粋性に固執して門戸を狭めるよりは雑多なジャンルを取り込んで賦活していくほうが二次創作として自然な流れではあります。何の要素を取り込むかによって動画は多様な変化を見せるのですが、ここではストーリー系PVを例にあげてみます。個人的にはストーリーによってダンスのニュアンスを広げる、逆にダンスをストーリーの支えとする、といった相互関係には豊かな可能性がなお蔵されていると考えますが、ストーリーものに疎いこともあって柔軟な変化を見せるこのパターンのヴァリエーションを網羅的に分類することはできそうにありません。ひとつ指摘できるのは、ストーリーの快楽とダンスの快楽は、アイドルマスターの素材をそのまま使うのでは互いに排斥しあい、両立が可能になるまでにはそれなりの技法や共通了解の深化が必要だったのではないか、ということです。上で紹介したがぶ呑み氏の動画のように、コミュニケーションパートと歌詞のみを武器にストーリーを語る形式がむしろ初期に生まれたのは偶然ではないと思います。もちろんこの形式を生み出し深化させたがぶ呑み氏の創意を否定するものではありません。

・THE IDOLM@STER : Harder, Better, Faster, Stronger 修正版

ダンスの強度と、内面表現との共存しにくさを利用した例。この動画はメッセージとしてはアイドルマスターのゲーム説明になっているが、リズムとキャラクターの動きが(会話パートでさえ)強力にシンクロしていることで登場人物は無機的な存在に見える、そこからアイロニーの魅力が生まれてくる。

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ストーリーPVについて書くのは難しい。切り口の提示だけで1エントリーとは。
10/26 続きはこちら
目次 - 特集記事2

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