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アストロPの新作 "若林直美さんご成婚記念劇場 つづれおり:キャロル・キング"

JUGEMテーマ:THE IDOLM@STER

・若林直美さんご成婚記念劇場 つづれおり:キャロル・キング


■落ち着いたたたずまい

去る11月2日に、アイドルマスターのキャラクターの一人
「秋月律子」の声を担当しておられる声優、若林直美さんがご結婚の旨ブログにて表明され、
ニコニコ動画上でも複数のお祝い動画が投稿されています。⇒若林神おめでとう記念リンク

アストロPの動画はやはりひとひねり利かせています。
アイドルマスターという "タペストリー" を通じて秋月律子というキャラクターに
扮することで出会った(画面の向こうの?)Pとの恋の顛末。
なんて書けば書くほどどうにもやぼてんで締まらないのだけれど、
基本的には西欧型の異種婚姻譚を応用した物語です
(ペローのシンデレラとか、アンデルセンの人魚姫のような物語をご想像ください)。

筆者は実際の若林さんが結婚に至る経緯を知らないので
事実をどこまで踏まえているのか分らないのですが、
いわばリンPの "GAME" モティーフとも言える越えられない壁を
昔話の枠組みを借りてきてひょいと乗り越えてみせる
アストロPのSF的センスとしなやかな物語構成力が楽しい。

けれどもキャロル・キングの歌詞に感応する絵の一枚一枚、
展開のひとコマひとコマが与えてくれる感情の襞の細かさを
追っていくところにこの動画の一番の魅力があるのであって
(どんな動画でもそれがなきゃだめだけれど)、
痛みの裏にユーモアが、励ましの陰に悲しみが同居していながらも
今までにない落ち着いたたたずまいがこの作品にはあるように思います。
(個人的には、がぶ呑み氏のまじめなMAD作品
いわゆる "ガチ呑み" 作品のいくつかのものや、
225PのKAB.諸作品に通じるものも感じました。あくまで連想程度の印象ですが)


■SF的感性、メタコードその他

"萩原雪歩劇場 その弐" の紹介記事の中で、筆者はリンPの
"私はアイドル" シリーズとの類縁性を指摘しましたが、
今回の作品でもリンPの名前を出してしまいました。

"GAME" モティーフというのはMAD作家によっては
「それがどうしたの?」という程度の感想の場合があるようです。
自分が扱うアイドルが架空の存在であることを出発点にMADを作っている、
2次創作しているという意識が当然多くの作家にはあるわけで、
だから、多くのアイドルマスターMADはそれを明示しないにせよ
物語の前提としてごく自然にキャラクターの架空性を利用している。
だから「"GAME" モティーフ」という言い方は少し不当かもしれないけれど、
前提であってあえて見えないものを明示するというのは
文脈を変える、新たな意味を提示するのと同じことなので
やはり "GAME" は優れた作品だと思います。

ただ、本気にゲームに集中している人にとってはたとえば下の動画で
育成ゲームのアイドル達が高速で踊っているのに合わせて
"Harder, Better, Faster, Stronger" と歌われるアイロニーは
アイロニーとして機能さえしない。そういうことだと思います。

・THE IDOLM@STER : Harder, Better, Faster, Stronger 修正版

ここから "GAME" まではほんの一歩(もっとも、投稿日はこちらのほうが後なのですが)。

だから、実は "GAME" のメッセージが本当に震撼したのは
アイドルマスターMADの中心部で活動している人たちではなくて
実はマージナルな位置にいる人たちなのではないか、
そういう意味でアストロPが影響を受けた可能性もある、
と話をこじつけようと思って今まで書いてきたのですが
アストロPのおすすめマイリストの中にリンPの作品がないので
多分勘違いです、すいません。

アストロP・リンPともに恐らくはSFファンで、SF的な発想から
メタコードの扱いやヴァーチャルとリアルとの関連性といった領域に
関心が向いている、と言ったほうが近そうですね。

筆者のアイドルマスターに対する関心も近いところにありますが、その拠って来たるところは
SFではなくて、E.T.A.ホフマンなどのドイツロマン派の諸作だったりします。これは余談。


■解釈の拡がりと優しさ

閑話休題。
視聴者のひとりひとりが動画を見てそれぞれの思いを感じてくれたらいい、
そんな解釈の拡がりを持たせた作りにあえてしているところに、
ご結婚の報を聞いて様々な思いを持っているであろうアイドルマスターファンに対する
配慮と優しさを感じました。
関係ない話が長くなってしまいましたが、すばらしい作品を作ってくれたアストロPに感謝。


---

ここで筆者からもお祝い動画を。
といって自分で作るわけではなくて、最近のお気に入りを紹介します。

・●アイドルマスターMAD● 律ちゃんと「ロマンス」


へぼP。すばらしいです。毎日10回は見てるよ!
なんで原田知世がこんな渋谷系の楽曲を歌っているのだと思ったら、
編曲・プロデュースがトーレ・ヨハンソンなんですね。納得の名曲、素敵な映像。


目次−アストロP

yocch41P・41P関連記事 もくじ

JUGEMテーマ:THE IDOLM@STER

記事の検索性と再利用性を高めるため、現在、ブログの目次を作成中です。
guesswho1111氏(アストロP)
その他特集記事

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(以下格納)
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guesswho1111氏関連記事 もくじ

JUGEMテーマ:THE IDOLM@STER

記事の検索性と再利用性を高めるため、ブログの目次を作成中です。

yocch41P、41P
その他特集記事

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ニコマス・アンダーグラウンドカタログが完成しました

JUGEMテーマ:THE IDOLM@STER

以前、このブログ上で協力を募った「ニコマス・アンダーグラウンドカタログ」の
第一号が完成いたしました。

・ニコマス・アンダーグラウンドカタログ Vol.1


Twitter・"ニコマス紹介系ブロガー集会所。" コミュ・
ニコマス・アンダーグラウンドカタログが欲しい人のためのコミュその他での
皆様の動画紹介協力のおかげで、なかなかよいカタログにすることができました。
繰り返しになりますが、この場を借りてお礼申し上げます。

アイドルマスターMAD界も成熟してきたためか、
通常の人気作品を見ていただけでは見落としてしまいがちな
アイドルマスターMADが元々持っていたアンダーグラウンドなエネルギー。
それを補給する助けになれば、編者としてこれに勝る喜びはありません。

アングラのエネルギーゆえに、実はいわゆるガチMADPV作品よりも初心者にとって
敷居の低い場合があるのではないかと思います(視聴者の属性にもよりますが)。

「アイドルマスターMADを友人に紹介したいんだけど、
2・3本見てもらってもどうも反応が薄いんだよな」なんてお悩みのあなた、
ぜひ一度このカタログをご紹介ください。意外な反応が期待できる、かも・・・?


動画紹介はいつでも受け付けておりますので、ぜひ、上のコミュニティからどうぞ。
名前を明かしたくない場合は、このブログ右メニュー欄 "web拍手ボタン" の
こっそりコメント機能などからご推薦ください。

動画に対するご意見・ご相談なども "web拍手ボタン" から受け付けております。
よろしくお願いします。


美希誕生祭 アストロPの美希作品まとめ

JUGEMテーマ:THE IDOLM@STER



さて、本日は美希誕生祭ということで、恒例、アストロPの美希作品まとめです。
アストロPと美希と言えば因縁の関係、秋月律子劇場での名脇役ぶりや、
紙芝居作品での「わざと手抜きで書いている」という風評など様々な憶測が流れていますが、
結局のところ愛情の裏返し、アストロPお得意のツンデレなんだと思わせるような姿勢を
本人がチラリと窺わせているあたり、実はアストロP自身
そのような態度を装って楽しんでいるのではないかとうがった見方をしてみたり
みなかったりして楽しむのもアストロPファンとしての愉しみの1つであったりします。

■ソロ作品
美希ソロ作品は1つしかありません。現在はB反市に統合されています。

・夏のアイマスB反市・うさんくさいポップス展示場(アストロP)


(以下格納)
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60's洋楽m@sterのおもしろさ その3

JUGEMテーマ:THE IDOLM@STER
こちらの記事の続きです。

2つ目の解決策として、当然のことながら、
一定した速度の・アイドルマスターのダンスに適したBPMの楽曲を選択する、
という方法があります。例えば以下のもの。

・アイドルマスター Rock and Roll Music【60's洋楽m@ster】

BPM167前後か ’62年、ファーストアルバム収録曲。
その1でご紹介した "venus" でも参加していたもにょわにょP、
venusとは違った合わせ方をしてきました。

・アイドルマスター Born to be wild【60's洋楽m@ster】

BPM146前後。'68年。relations(BPM142)や、First Stage(BPM147)といった、
原曲に近いダンスを使っています。
すると楽曲のテンションの高さと比べてスローな感じに見えて、
それがブルースロックの重たさの表現になっていてカッコいいのですね。桑畑P

・【60's洋楽m@ster】LOVE SO FINE/ROGER NICHOLS&THE SMALL CIRCLE OF FRIENDS

im@s更級日記でジャンルレスの魅力的な選曲を聞かせてくれる定家P。
80's洋楽m@sterではソリッドなダンスを見せてくれました
(本当にもっと見られていい、見て欲しい!)が、
今回はソフトロック超定番、ロジャーニコルズ '68年の神曲。
BPMは178くらいで始まって、だんだん下がっていって170近くになるのですが、
アウトロのインスト部分で174程度に戻る。
その速度変化の感じを"魔法をかけて!(BPM150)"→"Do-dai(BPM171)"
→"Here we go!!(BPM149)"という振り付けの変化で合わせているのが面白い。
裏拍にリズムを合わせているのですが、
どちらかというと表拍に「ふわりと乗せる」感覚で振り付けているように見えます。

・アイドルマスター SHOUT  【60's洋楽m@ster】

未聴曲が来ました。不勉強申し訳ない、勉強になります。
'64年の曲ですね。BPM144前後。スウィングする中間部は134くらい。
アイマスで分かるソ連権力闘争シリーズでおなじみ、トロツPです。
持ってくるカットが面白くて、繋ぎ方に工夫があって新鮮に感じます。これはいい!

-

その他、60's洋楽m@sterはタグ検索か、にゅうぽこPの素敵なまとめサイトからどうぞ。

今回メトロノーム片手に感じたこと。
クラシックの伝説的な指揮者、フルトヴェングラーは、「速度は音響の密度で決まる」
という意味の発言を残していたと思いますが、
実はポップスの速度でも同じような感覚がかつてはあったのだと思い至りました。
具体的には、例えばシンバルやビブラフォンなど金物の音が連続して鳴って
高域の周波数が埋まる時に、速度が自然と遅くなる傾向が見られました。逆もしかり。

いつ頃からかJPOPがイコライザーで音を詰め込みコンプレッサーをぎりぎりまでかけて、
一様な音響空間にしないと売れなくなったというのは、
このような、かつては別にクラシックの音楽家に限らず誰でも自然に持っていた
「音響〜リズム」の感覚が、打ち込みサウンドの台頭によって
失われた結果なのかも知れないな、などと要らないことを考えたりしました。
アイドルマスターとは全く関係ない戯言、失礼いたしました。

-

23日追記。せいぜい数曲BPMを計っただけで偉そうなことが言えるものだな・・・
と自分の心臓に敬意を表明す。

60's洋楽m@sterのおもしろさ その2

 (速さがもたらすもの 補遺)
JUGEMテーマ:THE IDOLM@STER

さて、前回の記事で問題となったスローなリズムの克服という点で、
まずは主催者であるにゅうぽこPの作品を見ていきたいと思います。
にゅうぽこPの作品については以前一度取り上げたことがありますが、
その後も高い生産性でダンス作品を投稿し続け、
その過程でどんどん余計なものを削り
シンプルな中に精度を高めていく方向性に向かっています。

・【80's洋楽m@ster】 『You Might Think』The Cars×美希 【閉幕】

旧作。'80s洋楽m@ster閉幕作品。単調さと切り込んでくる鋭さが快楽に変わっていく「にゅうぽこアピール」の魅力を堪能すべし。

にゅうぽこPは典型的な「点を合わせていく」タイプのリズム合わせをする方で,
古い名曲を取り上げる過程でスローテンポに合わせる技術を身につけたらしい。
ダンスをスローにすると振り付けの打点は広がり、かつ
振りのあやが入ることで特定のタイミングが見えづらくなる。
にもかかわらずピタリと合わせてくる職人芸は無二のものだと思います。

(ここでは「点で合わせる」と単純化して論じていますが、
それは例えば「足が地面についた時点でバスドラムに合わせる」というような
単純なことではなくて、もっと感覚的・職人的なセンスと技術を必要とします。
これについては筆者の以前の記事でさわりのみ触れたつもりです)

・【60's 洋楽m@ster告知】『Love Or Confusion』JimiHendrix×美希

今回の企画の告知動画。ミッチ・ミッチェルに黙祷。ものすごい速度で動画を作られる方で、正直なところ出来不出来もある方だと思うのですが、この動画に見られる重さと軽さ、それに正確さこそ「にゅうぽこスロー」だ、と個人的には思っています。BPMは110〜120くらいを変動しているけど、それを感じさせない!

その技術は今回の予告作品・開幕作品にもいかんなく発揮され、
スローダンスを点で合わせてきた場合でも
リズム精度が高ければ心地よいものになることを実証してくれました。

・【60's洋楽m@ster】アイマス『Satisfaction』The Rolling Stones×美希

開幕動画。BPM136くらい。数日ぶりのニコ動復帰ながら衰えていない。

にゅうぽこPが本気を出した時のダンス精度と透明な味わいは
ほとんどautoカメラのノーマルPVを見ているよう。
「お、ここでロングでカメラがぐるっと走るのはいいな」
「ここではアップよりも、ミッドで腕の動きを見せたほうがよかったのでは?」と
いつの間にかXBOX360に対しているような感想を抱いてしまう。
これは簡単なようで本当に難しいことだと思います。
MADの切断面をごまかす方法を限定しており、
しかもノーマルPVに拮抗しうるようなリズム精度が必要になるからです。

これらの作品は、ダンスシンクロはカットや演出とは独立して考えうる、
という証左にもなっていると思います。
(にゅうぽこPの作品がカットや演出技術を意識していないとか、
ダンスシンクロ作品は原理的にカットや演出を気にすべきでないとか
主張しているわけでは全くありません。あくまで考察上のカテゴリーの問題です。
にゅうぽこPの演出の特徴はハッキリあるし、
ダンスシンクロ作品に演出が重要なのは言うまでもないです)

現在はzoome上に活動を移され、残念なことに今回の企画終了後
ニコニコ動画上の作品の多くを削除される予定とのことですが、
精度を高め、表面的な自己主張を消し去ることでかえって現れてきた
「にゅうぽこスロー」それに「にゅうぽこアピール」の個性・切れ味が
どう進化していくのか、どんな世界が切り拓かれるのか、
勝手な期待ながら、今後も楽しみに思っています。

-

なお、このエントリーは「速さがもたらすもの 1〜5」シリーズの補遺でもあります。
ご興味ある方は「速さがもたらすもの」についてもご一読ください。
同じ制作速度の速い作家でも、MAD作者の体質によって
習熟していく内容が様々である、というのは興味深いですね。


60's洋楽m@sterのおもしろさ その1

JUGEMテーマ:THE IDOLM@STER

去る15日から "60's洋楽m@ster" が開催されました。
80年代、70年代ときて、とうとう今回の祭にあいなったわけですが、
60年代洋楽にあわせてダンスを見るのは、
他の時代とはまた異なる面白さがあると思います。
今回は見どころを簡単に指摘して、次回以降の紹介の前売りをしていきたいです。

さて、筆者が比較的得意とする60年代洋楽です(といってあまり詳しくはないです)が、
他の時代と比べた場合に、ダンスを合わせる際の難しさが二点あると思います。

1.リズムの変動が激しい
2.BPMが全体的に遅い

1について。60年代ポップスはジャズ上がりのスタジオミュージシャンが
ほとんど一発取りでバックを録音していることが多く、速度の変動が大きい。
具体的には、最後に向かって速度が上がる(下がることも)・Aメロよりサビが速い・
ブレイクが拍よりも長めになる。と言った傾向が見られます。
60年代のグルーヴに慣れてしまうと後代のより安定したリズムに
物足りなさを感じてしまう、そこにはそれほどの魅力がありますが、
ダンスと合わせる際にテンポの細かな調整が必要になるとも予想されます。

2について。リズムはここ数十年、全体的に速度が上がり続ける傾向が見られます。

【ニコニコ動画】Barry Mann - Who Put the Bomp - 45rpm
1961年。BPMは手元のメトロノームで168くらい。
 ↓
【ニコニコ動画】アイドルマスター手描きMAD「シビれさせたのは 誰?」
2001年。BPM248

40年間で約47.6%の速度増。
もちろんこれは恣意的な例であって、例えば下のような例もあります。

・アイドルマスター VENUS【60's洋楽m@ster】

1969年。BPM126前後
もにょわにょP、60's開催を見込んだようなこの展開。いい曲ですよね。
寒そうな空気の中を颯爽と踊るアナカジ千早が楽曲の雰囲気と合っていてかっこいい。
 ↓
【ニコニコ動画】アイドルマスター VENUS 【80's洋楽m@ster】
1986年。BPM126。同じもにょわにょPの旧作です。上と見比べると楽しい。

しかし、全体としてはやはり速くなっているので、
特に60年代前半の「元気いっぱい!」なポップスが意外とBPMが低い。
ダンスを合わせる際に、速度をアップさせると、
振り付けの微細なあやが捨象されて打点を強調するような動きになり
心地よい動きになります(いわゆる「高速m@ster」)が、
速度をダウンさせると微細な動きが増幅され、打点はあいまいになる。
バラード曲に対して、そのあやを合わせていく場合はともかくとして、
元気いっぱいポップスの場合、いわばノイズが増加して気持ちが悪くなるわけです。

例えば、クリスタルズ '63年のヒット曲 "Then He Kissed Me"
極上の爽快疾走ポップスですが、BPMは135前後を行ったり来たりします。
BPM135前後のアイマス曲といえば、以下のものになります。

曲名
BPM
太陽のジェラシー128
思い出をありがとう133
ポジティブ!138

140

ニコマスPの知恵袋Wikiを参考にさせていただきました)

必ずしも疾走に適した速度でないことがおわかりいただけると思います
元気いっぱい!という感じを出したければ、万能「ポジティブ!」しか残っていないし、
「ポジティブ!」でさえ少しスローにしないといけない。

(ポジティブ!の万能性の一因は、リズムが一定かつ、
打点がくっきりした振り付けにもかかわらず
BPMが遅めに設定されていることにあると言えます)

もちろんこの楽曲選択も恣意的で、例えば同じクリスタルズの同年のヒット曲
"Da Doo Ron Ron" ならBPM150前後で、アイマス曲にぴったり。
(でも、"高速m@ster"にはできない)・・・つまり、探せば楽曲は、ある。
ここで問題となるのは、全体としてBPMが低い傾向があるために、
使える楽曲・ダンスが限られてくる。楽曲選択がさらに難しくなる、という点です。

そこで、60年代洋楽m@sterを見ていくうえでは
・上記二つの条件をいかに克服しているか
・克服の過程でどのような新しい発想が見出されるか。
このあたりを個人的には見所にしていくとして、
次回以降は興味を持った作品をマイペースにピックアップしていきたいと思います。

41Pの新作 "MAD アイドルマスター 亜美 × weather"

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記事の前に、連絡事項2点。後日格納予定です。

1.アングラカタログコミュ参加者に連絡確認事項があります。
コミュニティ投稿動画を確認していない方は、掲示板をご参照ください。 ⇒ こちら

2.最近、yocch41Pの弟子になりました。
レビューは今までと変わりなく続けていく予定です。

---

なんというか、前作とはうってかわった体温の低さ。
"AMiDAS"タグつけたの誰だ。

・MAD アイドルマスター 亜美 × weather


視聴者のコメントにもありますが、Live in 教室Live in 厨房の続編を
思わせるフリーキーで自然なシンクロです。
淡々としたアナウンサーの語りのリズムが、
ゆったりとした "エージェント夜を往く" の振り付けにマッチして妙に心地よい。
筆者の以前の記事で使った直線系・曲線系というカテゴリーを用いるならば、
高速m@sterでは直線系・今回のようにゆっくりと流す速度では曲線系、と
同じ "エージェント" にもかかわらず速度変更によってバリエーションを増やし、
振り付けを巧みに使い分けていることがよくわかります。

特に、0:47秒の「(室戸は)30度」のところのひょこりと持ち上がる動きが楽しいです。
この動きはyocch41P師の下の作品の、1:07秒のアップと同じもののようですね。

・MAD アイドルマスター と かち × 妄想代理人 【ED】


それにしてもこの天気予報、「はれ」でも「あめ」でもなくて「くもり」なのが、
もやのかかったような映像の中を踊る亜美とあいまって不思議な説得力があります。
「くもり」「30パーセント」という言葉の連呼が生み出す単調さが、
「いつもの」エージェントのイメージに合致して、思わず笑えてくる。
あえてこの部分を選択してきた発想力に驚嘆です。

さて、ここで予報されている地域はどこだろう? 
高地や室戸ということは高知県らしいが・・・と思っていたらこんなページを見つけました。

⇒ 高知県のアメダス - Yahoo! 天気情報

読み下されている地名は、
高知・室戸・安芸・本山・中村・清水・梼原(ゆすはら)のようです。
なぜか最後の梼原だけ降水確率をパスされているのが気になりますね・・・

その他特集記事一覧 〜2009/4

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guesswho1111氏yocch41P・41Pに関する記事以外のものをこちらにまとめています。
備考欄にいままで紹介したMAD作家が列挙されていますので、
「こういう人たちが好きなら、この作家もきっと気に入ると思うよ!」という感じに
お勧めくだされば嬉しいです。まだまだ知らないMAD作家ばかりの未熟者ですので・・・

2009年5月以降のリストはこちら ⇒ その他特集記事一覧 2009/5〜

(以下リスト)
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