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速さがもたらすもの その5
- 2008.10.30 Thursday
- 名作紹介
- 23:57
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- -
- by club-jamora
JUGEMテーマ:THE IDOLM@STER
ヨルPの動画の作者コメントに改めて注意を向けてみます。
以下引用。
うちのアイドルは、格好良いだけじゃなくこんな曲でも踊れるんだ!
俺には、春香が足らない! そんなヨルPです。
しかし何でうちの春香はこんなに可愛いくて楽しそうなんだ?
大変だ!うちの春香が可愛くてしかたないんだけど!!!
うわ!!!やけに爽やかで可愛いと思ったらうちの春香だった!!!!!
すごい。
さらに、紹介ブログとしては反則ですが、ヨルPのtwitterでの発言を引用させてください。
これらの発言を読むたびに、筆者は感銘を受けずにいられないからです。
春香が踊ってるだけな動画だけど作ってて楽しいし見ても楽しい!!!
春香で80作は少ねぇだろwwwwwwwwwww
春香は何でも似合うけど、パンゴシ春香可愛いな!!!
だから俺が作ってるとは、言え春香が勝手に踊るって感じかな?
まっすぐ/青い鳥/9:02pmでもカッケー思わせるうちの春香は、スゲーっすね!
「ヨルP、春香さんにメロメロだな!」ということではなくて、
ここでは、一般的に想像してしまうような製作者と素材の関係が
逆転しているように見えるのです。
つまり、あたかも春香さんの存在にヨルP自身が圧倒されているようなのです。
「ヨルPの春香さん」の強度がヨルPにとってあまりにもありありとしているから
目の前の春香さんが見せるリアリティそのものを発見し、切り取ることに
ヨルPは全身全霊を込めて集中せざるをえない。
仮に「より正確な」ダンスシンクロや「もっと自然な」ダンスというものがあったとして
推敲課程を経ることで春香さんそのものの力が失われてしまうのなら
それはヨルPの狙いというか思いからは外れたものでしょう。
そんなリアリティを表現するための唯一の方法が恐らく「速度」であって、
常に生じては消えていく現前性をとにかくありのままに定着させる
その定着量を増やすこと、そして反射神経を磨くことを
ヨルPは自分に課しているように思えます。
誤解を生むといけないので念のために書いておくと、
ヨルPは無策・無反省に作品を垂れ流すような作家ではなく、
様々な独自の技術を駆使しているのであって
その一端については筆者の当該シリーズ1〜4で指摘してきたつもりです。
ただ、高度な技術の果てに春香さんが結果として現れるのではなくて、
逆に、様々な技術が「ヨルPの春香さん」の結果として出てきている。
多少比喩的ですが、そう言うことができると思います。
そんなヨルPの技術がいわゆるアイドルマスターMADの一般的なセオリーのようなものから
独立していて、しかも作品を経るごとに高度なものに磨き上げられているのは
一見異様なようでいて考えてみれば当然のことなのかもしれません。
そんなヨルPの作品は、まるでヨルPの裸の神経、
生理感覚がむき出しにされているかのような生々しさがあって、
アイドルマスターMADでは珍しい選曲傾向も加わって、
反感さえ覚える人もいるかも知れない。
まるで武器も防具も持たずに丸腰で立っているかのような動画です。
(誰でも身に覚えはあると思いますが、心の中が鬱屈しているとき、弱っているとき、
目の前に鎧わないものを見つけると攻撃したくなることがあります。
ヨルPの動画に時折見られる批判的なコメントはそういうものだと思います)
しかし、その違和感にぶつかった時に自分の価値を盾にして否定せず、
ヒリヒリしながら作者の生理感覚に近づいていくこと、
そんなふうにして「作者と出会えること」こそが
アイドルマスターMADのいわゆるダンスシンクロ作品を見る醍醐味だと筆者は思っています。
それにしても、ヨルPの動画にはヨルPの春香さんしかいない。
言い訳になるようなものも何もここにはない。
そういう動画のたたずまいが、本当にかっこいいと思うのです。
---
さて、シリーズをはじめる当初の構想とはすっかり構成が変わってしまい、
ヨルP特集になってしまいましたが、切りがよいので当シリーズはこれで終了とします。
ヨルPの動画は比較的癖が強く、とっつきにくさを持っていることは否めないのですが、
最初に興味を持つきっかけさえあれば、大ファンになってしまう人も多いと思います。
このシリーズがそのきっかけになってくれれば、それ以上の喜びはありません。
ありがとうございました。
なお、この記事を書くに当って、「さけとばらのひび」の記事
"シンクロ2"が念頭にありました。
シンクロが音の視覚化を目指したとしても、tloPが参照している動画のような方向には
行き着かない(シンクロ=ダンスシンクロとした場合)と筆者は考えていますが、
tloPが記事中に書いている「なにか」の一側面について少しでも触れることができていれば、と願っています。
また、念のために補足をしておくと、当記事では、動画の強度と生理感覚を得るためには
製作速度が不可欠だと言っているわけではありません。
それは例えば(というより絶好の例として)
tloPの新作を見ていただければわかることだと思います。
このように表現を突き詰めた所で作った作品にしか現れない生理というものもあります。
むしろ、この動画の表現の危うさを見事に美しさに昇華しているものこそ
tloPのギリギリまで引き絞られた皮膚感覚だということができるかもしれません。
-
11/20追記:「速さがもたらすもの」シリーズの補遺エントリーを作成しました。
ぜひご一読ください。⇒ 60's洋楽m@sterのおもしろさ その2
アストロPの新作 "萩原雪歩劇場その弐 Baby Blue アイドルマスター"
- 2008.10.27 Monday
- guesswho1111氏
- 23:58
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- -
- by club-jamora
JUGEMテーマ:THE IDOLM@STER
人がいちばん美しい瞬間を、アストロPは恐れず描くのです。
この動画の雪歩を見て、雪歩ファンのアイドルマスター愛好家は、どう思うだろう?
「こんなのは雪歩じゃない」と思うでしょうか。
確かに、ここに描かれた雪歩は、ゲームの中で見ることのできる雪歩とは違います。
ストーリーの中でたしかにあったはずの一瞬、
けれどゲームの中で描かれることなくいつの間にか過ぎてしまった一瞬を
アストロPは唯一無二の細やかな注意力で傷つけることなくすくいとります。
前作で衣装を着て人前に立つことを拒否した雪歩が、
モデルになること、他者の視点の前にさらされることを受け入れる瞬間。
アストロPはそれによって失われるものを見逃さず、
けれどイノセンスの喪失をナイーブに嘆く感傷主義にも堕しません。
この瞬間を描くというアイデア、
もしかしたらリンPの雪歩「私はアイドル」シリーズから着想したものかもしれません。
今回の新作は3回見てほしいです。
映像・テロップ・楽曲、3つの結びつかなかった要素がおのずと組み合わさってきて、
雪歩の姿が自然と変化し、輝いて見えてくるはず。
最初見たときに違和感を覚えた姿勢や表情が
実は微妙で複雑な思いの反映だったとわかります。
これはなんていい絵だろう。物語るための絵、だけど物語のための挿絵ではない、
生きている雪歩の表面こそをリアルに捉えた絵。
なぜ3回かというと、繰り返し視聴されることを前提とした演出が入っているからです。
冒頭からしばらく、まず絵が示され、後でその絵を説明するテロップ
(それも、直接的でなく、引用という形で異化されたもの)が入ってきます。
視聴者は最初文脈の結び付け方がわからず、
右も左もわからないところに放り込まれたように感じる。
しかも雪歩の表情さえも、装った、あいまいなものなのです。
ここで視聴者は、落ち着かない雪歩の感情を共有するわけです。
その流れが1:20秒で逆転する。テロップの後に絵が来るようになり、文脈が示される。
ふっと「骨の中の希望」が解放感と共に視聴者の胸に入ってくる、
そんな演出だと筆者は感じました。
「わかりづらいな」とじりじりしても焦って中断せず、
注意深く動画を眺めて、そして心の中で生じることを感じてほしいのです。
読者の皆さんがどんなふうに感じたか、考えたか、
知らせていただけたら嬉しいな、とも思います。
なお、ドイツ文学愛好家であることを明かした作者コメントからも、
この動画が作者にとって特殊な位置づけなのだと感じます。
ドイツ文学を引用した作品としては、過去に以下の良作があります。
⇒ 【ニコニコ動画】秋月律子劇場・SIDE-B 珈琲 アイドルマスター (long ver.)
⇒ 【ニコニコ動画】千早 小さなシアワセ (新豪血寺一族 闘婚) アイドルマスター
初期作品ですが、ドイツ語楽曲もあります。
⇒ 【ニコニコ動画】the swordm@ster 亜美・伊織・やよい三英傑 アイドルマスター
-
それにしても今回のような密度の濃い作品が無料で見られる事は幸せすぎます。
始めて「振り込めない詐欺」という言葉を実感しました。
振り込めないのだから、せめて筆者は市場のケストナーを購入することにします。
お金もらうよりもそのほうが嬉しい、アストロPってそんな人なんじゃないかな。
41Pの新作 "MAD アイドルマスター とかち × 座頭市【北野版】"
- 2008.10.25 Saturday
- yocch41P・41P
- 23:59
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- -
- by club-jamora
JUGEMテーマ:THE IDOLM@STER
41P、絶好調。
投稿日を見てみると、前作から3日しか経っていませんが、
非常に充実した内容。しかも、本当に3日で組んだのかもしれない・・・
と思ってしまうような勢いに満ちた作品です。
最近の41Pの作品はいくつかのパートの並置によって成り立っているのですが、
今回は、アイドルマスターの素の素材が生きていて、
工夫や努力で色々といじった跡を感じない。
あたかも頭の中のアイデアを動画に落とし込んだらぴたりとはまった、ような勢いなのです。
しかし、この動画の構成を見ていくと、41Pの構成力を見せつけられます。
1.主題歌(〜1:23)
2.エージェント夜を往く&背景動き(〜1:52)
3.主題歌逆再生(〜2:10)
4.エージェント夜を往く逆再生(〜2:37)
5.主題歌逆再生(〜ラスト)
全体で見ると、
1〜2 順再生、速度の加速
3〜5 逆再生、速度の安定
かつ、全体として動画の力感はクレッシェンドし続ける。
転換点を間にはさんだ2・3は演出法からひとつにくくることができる。
上から少しずつ見ていくと、
1.スピード感のある楽曲に対して、悠揚迫らざるゆったりとしたダンス。
リズムを点で合わせるのではないけれど、映像のたっぷりした質感が楽曲に合ってます。
2.以前の動画でおなじみ、逆光とかちのカットインをはさんで、一気に映像を動かす。
伴奏をぐっと抑えてタップを利かせた音楽に合わせた、動き回るとかちのスピード感がすごい。
ここ、恐らく背景だけがパンしている画面に、抜き出してきたキャラクターを重ねています。
背景だけのパンは下の動画の冒頭でも使っていますね。
⇒ 【ニコニコ動画】MAD アイドルマスター × コープスパーティー
北野版座頭市は映画館で一度きりしか見ていないのですが、
確かこのように背景&抜き出し人物を使った演出を用いていた記憶があります。
41Pの今回の演出もそれを踏まえたものだと考えられます。
ここから3の部分にかけて「座頭勝(ざとゥかち?)」帯が出てきます。
(最近の41Pの動画はおそろしくスタイリッシュなくせに
帯の題名はずっこけるようなセンスで、ギャップがおもしろい)
なので、作者の脳内にアーチ上の全体構想があったのは間違いないと思います。
3.水平ブラー効果・背景動かしを挟み、スピード感を保ちつつも、
ゆっくりと地面に足のついた通常映像に移行していきます。
4.楽曲が一気に盛り上がるのに合わせて、暗転によって流れを一旦断ち切り、
ゆったりとしたスピードの逆回転ダンスを持ってきます。
音楽に主導権を渡しながらも、カットなしのロング長回しカメラで
ぎゅっと映像の力を溜めているような、そんなブロックです。
このあたりの「エージェント夜を往く」の使い方、さすがに名人芸だと思います。
5.不思議な感じのする主題歌の逆再生で、一気に溜めていた力を開放します。
逆再生独特のくねっとした奇妙な動きが、
鈴木慶一の和ふぅながらも国籍不明のダンス・ミュージックに見事に合っていて、
ゆったりした動きながらラストまでの1分間、目が離せない。
最後の10秒強で順再生に戻って終わるその最後、
フェイドアウトするとかちのカットが、また決まってます。
もう、次の瞬間には視聴者の腕ばっさり切り落とされてるんじゃないか? という鋭さ。
以上、言葉にするとぐだぐだと長たらしくなってしまいましたが、
見ていると心地よくて、3:43秒という、41Pにしては長めの動画が一瞬で過ぎてしまう。
その背景には、上に書いたように非常に理知的なアーチ構造が隠れているのですが、
少しも頭でっかちでなく、自然に出てきたように見えるところが恐ろしい。
ここのところの41Pの凄さ、まだ気付いてない人が多そうだけれど、勿体無さすぎますぜ。
速さがもたらすもの その4
- 2008.10.24 Friday
- 名作紹介
- 23:48
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- -
- by club-jamora
JUGEMテーマ:THE IDOLM@STER
さて、しばらく間が開いてしまいましたが、今回もヨルPの動画を見ていきます。
シンクロについての文章で足を捕られていたけれど、
今回やっと題名のテーマに触れられると思います。
↑ ヨルPの近作から。冒頭1分間のMy Songの振り付けの重たさ・かっこよさに注目!
前回、異なるダンスをつなぐときのノウハウを見ていくと予告しました。
ダンスつなぎの方法はMAD作者のノウハウによるところが大きく、
印象論に傾いてしまうのですが、ひとつ蛮勇を奮うとします。
ダンスシンクロを見せる動画では、1つのダンスの長回しを使う方法と
様々なダンスを組み合わせて再構成する方法がありますが、
どちらにしても、異なるダンスをつなぎ合わせる時、連続性が求められる傾向があります。
違和感なくつなげるためのノウハウは恐らく数え切れないほどあるのでしょうが、
筆者でもわかるものとして、たとえばアップをはさんでつなぐ方法。
手足の位置・動きの不整合が目立つことが多いので、
フレームに入る部分の少ないアップのほうがごまかしやすい。
たとえば、歯ブラシPの下の動画のアップについて、
筆者は以前の論考で、各シーンの視線の主体とからめて話したのですが、
恐らくシーンの間にアップをはさんだのには、
カットをつなげる狙いもあったのではないかと想像します。
また、振り付けについてだと、玄Pのブログ(現在は削除)の中で
1つの動作の途中でつなげない、というアドバイスが書いてあった記憶があります。
つまり、動作と動作の「終わり目」で厳密につないでいく方法。
逆に、振り付けが似たような動作の場合、動きに目を惹きつけておいて
別のダンスにつなぐ、いわば「アクションつなぎ」的な手法もあります。
大雑把に上の例をみるとして、初期〜中期のヨルPの動画を見てみると、
どれも意識していないように見える!
⇒ 【ニコニコ動画】アイドルマスター春香×FLOGGING MOLLY「QUEEN ANNE'S REVENGE」
⇒ 【ニコニコ動画】アイドルマスター春香×FLOGGING MOLLY「THE SPOKEN WHEEL」
⇒ 【ニコニコ動画】アイドルマスター春香×LOW IQ 01「4_5(80%)」
アップをはさまず、はさんでいても腕がフレームに入っていたり、
動作の途中で全く違う動作にぶつけていたり、
動作中→停止している状態にカットを入れていたりします。
(さすがに、クロスフェードは使っていますが)
ところが、それがかえって動画に勢いを与えている。
案外違和感がない理由として、ダンスカットどうしを最初からぶつけているので
「連続性のレベルを保つタイプの動画ではないのだな」というふうに
視聴者が様式を把握している、とも考えられます。
例えば、しーなPのPrincess Bride! はダンスの疾走感を優先するためか、
ダンスのつなぎには無頓着に見えます。
ところが、様々な形状ワイプなど、
あえて様々な人工的なトランジション(カットをつなぐ際の効果)を用いて
視聴者に様式を自然と飲み込ませているので、それを気にさせません。
ヨルPの動画の場合は、パンクの楽曲と、カットが衝突する印象が
合っているということが「様式」として上げられるかと思います。
しかし、ヨルPの動画はそれとも少し趣が違うようにも感じます。
ダンス間の衝突を意図的に用いているようでもなく、
偶然そうなってしまってしかもそこに何か勢いがある、必然性を感じる。
そのような動画だからです。
前回のシンクロに関する記事も含めて考えると、
例えばシンクロやカットを仮に似せたからといって
ヨルPらしい動画になるかといったらあまりならないのではないか。
その勢い・必然性がやってくる源流を把握しないと、
ヨルPのヨルPたるゆえんの部分について語ることはできないのではないか。
(なお、最近のヨルPの動画には、ダンス同士の衝突を避ける傾向が見えます。
⇒ 【ニコニコ動画】アイドルマスター春香×advantage Lucy「weekend wonder」
動画全体はマイルドな印象になってはいますが、
それによってヨルPらしさが損なわてはいません)
ここで、10月の頭に引用した保坂和志の記事がやっと出てきます。⇒ こちら
この記事の中で小島信夫について書いた文章をもう一度引用。
人間に対する関心のあり方というか、作中の人物が現実にその人がそこにいて、現実の人間が自分の経済や想像力を総動員して何かを熱心に語るように語るのを書くのが忙しいからパーッと書いてしまうのではないか
ここで、ヨルPの動画のヨルPらしさ・独特の強烈なリアリティは
ヨルPの「春香さんに対する関心のあり方」、そしてそれを表現する時の
スピードと関係しているのではないか、という仮説にたどりつきます。
具体的には、カットの衝突はあくまで結果として生じたのであって、
だからこそ現在それが回避されてもヨルPらしさが失われない・
かつそこに何かの必然性(それを保坂和志にならって
「映像作品から離れてリアルなもの」といいかえることもできるかもしれません)
を感じるのではないかと考えています。
次回この点についてもう少し述べて、シリーズを終えたいと思います。
(つづく)
41Pの新作 "MAD アイドルマスター 真美 × DJMAX【SIN】"
- 2008.10.21 Tuesday
- yocch41P・41P
- 23:36
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- by club-jamora
JUGEMテーマ:THE IDOLM@STER
今回はお洒落な41P。
DJMAXシリーズ第二弾。今回もかっこいいぞ。第一弾は⇒こちら
アケマスの映像をエフェクトのように用いている以外は
とかちワルキューレの高速"エージェント"のみという、久々にシンプルな作りです。
ジャズ・フュージョンがかったドラムンベースで、いつもながらいい曲持ってきてくれます。
アーケード版の映像をエフェクトのように使うのは最近の41Pのお気に入りの方法で、
近作ではこのあたりに例が見られます。
⇒ MAD アイドルマスター × beatmania APPEND YebisuMIX 【メタルギアソリッド】
⇒ MAD アイドルマスター × MOTER MAN【BASS MIX】
第一弾は順再生→逆再生、という往復構造でしたが、
今回は逆再生→順再生。
で、前半の逆再生の部分ではアケマスエフェクトを使ってきてそれもかっこいいのですが、
後半で楽曲が盛り上がる部分ではエフェクトを全く使わず、
しかもエージェント夜を往くの順再生というシンプルな表現が実に精悍。
曲のテンションが高まるに連れて、映像の焦点が絞られていく。
ぐっと引き絞られた状態で、いつもの帯が絶妙のタイミングで出現する
その瞬間の気持ちよさは実際に見て体験するほかないです。
真美の横顔一瞬の表情を切り取るラストも必見。
拡散から集中へ。今回の作品の切れ味と気持ちよさ、たくさんの人に感じてもらいたいです。
余談ですが、ここ数作の41Pは、以前定番だった
"とかち × ○○" という書き方をしていません。
何か意図があるのでしょうか。今回については、オチにもなっているのですが。
近作から。春香エンド後を題材にした2つの作品 下
- 2008.10.19 Sunday
- 名作紹介
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- by club-jamora
2.こんにゃくP「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル 春香風」
ベテランのこんにゃくP、久々の新作。
こんにゃくPは去年の4月から活躍している古参の作家です。
個性的なダンスシンクロに加え、ポップな絵を生かした静止画表現も魅力。
昨日投稿されて話題のニコマスメドレー 〜2008 秋の祭典〜でも、
素敵な絵を披露していました。たぶん。こんにゃくPだったと思う。
(どの部分を誰が担当していたかはいまのところ一部以外未発表?)
ヒット作は何本もあるのだけれど、一番の代表作は春香さんの「ね〜え?」です。
定期的に題名を変えていたのですが、作者コメントによると、やめたようですね。
⇒ 【ニコニコ動画】アイドルマスター 春香さんが衣装で悩んでるそうです。
わかむらPの初期の代表作の1つにも影響を与えたんじゃないかという上の作品では
得意技の、手描きを生かした静止画使用に加えて、
ダンスシンクロへのこだわりが感じられます。
ダンスシンクロといえばキャラクターの動きを楽曲のアクセントに
点で当てていくような表現が主流だという印象がありますが、
筆者個人の話ですが、アイドルマスターMADを見始めてしばらくは
しーなPの名作 "Princess Bride!" の気持ちよさが全く判らなかった記憶があります。
「ダンスシンクロって、玄人好みの、難しいものなのだな」とずっと思っていたものですが、
その時にもこんにゃくPのダンスの楽しさは感じられました。
こっちの元ヴァージョンだとダンスをより多く堪能できます。
人間が踊っていると感じさせる、リアリティのあるダンスで、
「松浦亜弥がこの振りで踊っていたの見たことある」と錯覚してしまうほどです
(松浦亜弥をテレビで見たこともない筆者がそう思ってしまった、そんなシンクロ)。
で、これも確かにダンスシンクロというべきであって、
ダンスシンクロについて考えるならこういう方向も包含していかないと片手落ちになりそう。
といって、「視覚系」と「リアル系」とかことさらに分類して考えるのではなくて
同一のものの異なる様態として捕らえたいという気持ちがあるのですが、
それはまたいつか、機会があれば考えてみたいです。
点に当てていくようなダンスシンクロから外れていたら違和感を感じてしまう向きには
こんにゃくPの諸動画はいい「解毒剤」になるのでは、とも思います。
今回の紹介作品はダンスが合っていないという動画コメント上の指摘があるのですが、
野暮を承知で妄想すると、この動画が語られているシーン構成は
1.目標としてのパーフェクトスター − エフェクトの入ったダンスシーン
2.二度目の引退コンサート − くっきりしたダンスシーン
3.静止画引退後シーン − 動画が語られ、回想している現在時
(静止画については回想シーンもあるのですが、とりあえず単純化してます)
と分けることができて、
1の手の届かない理想像や、2の過去シーンで一般的な振り付けを使うと、
キャラクターの強度というか画面の存在感が強くなりすぎる。
1や2ではあえて距離感を表現するために
強烈で動きの大きなダンスを避けたのではないかと想像します。
もっとも、1と2を本当に別のシーンと考えてよいかどうか、確実な証拠はありません。
「アイドルマスターMADにおけるシーン分け」というこれも難しい問題があって、
いつか書いてみたい(というより、それを書きたくてこのブログを始めた)のですが、
これもまあ、いつになることやら。
そういうわけで根拠のない想像に過ぎないのですが、
この動画では、ダンスシンクロで(心理的ないし時間的な)距離感を表現する、という
実験的な試みを行っているのではないか、と思いました。
そんなことを考えさせてくれるだけでなく、手描き部分の表情の味わい深さ、
ニコニコ動画上でここまで出せるんだ!というエターナルフィッシュの赤の奥行き、
見どころの多い素敵な動画だと思います。
皆さんのご意見なども伺えたら嬉しいです。
ベテランのこんにゃくP、久々の新作。
こんにゃくPは去年の4月から活躍している古参の作家です。
個性的なダンスシンクロに加え、ポップな絵を生かした静止画表現も魅力。
昨日投稿されて話題のニコマスメドレー 〜2008 秋の祭典〜でも、
素敵な絵を披露していました。たぶん。こんにゃくPだったと思う。
(どの部分を誰が担当していたかはいまのところ一部以外未発表?)
ヒット作は何本もあるのだけれど、一番の代表作は春香さんの「ね〜え?」です。
定期的に題名を変えていたのですが、作者コメントによると、やめたようですね。
⇒ 【ニコニコ動画】アイドルマスター 春香さんが衣装で悩んでるそうです。
わかむらPの初期の代表作の1つにも影響を与えたんじゃないかという上の作品では
得意技の、手描きを生かした静止画使用に加えて、
ダンスシンクロへのこだわりが感じられます。
ダンスシンクロといえばキャラクターの動きを楽曲のアクセントに
点で当てていくような表現が主流だという印象がありますが、
筆者個人の話ですが、アイドルマスターMADを見始めてしばらくは
しーなPの名作 "Princess Bride!" の気持ちよさが全く判らなかった記憶があります。
「ダンスシンクロって、玄人好みの、難しいものなのだな」とずっと思っていたものですが、
その時にもこんにゃくPのダンスの楽しさは感じられました。
こっちの元ヴァージョンだとダンスをより多く堪能できます。
人間が踊っていると感じさせる、リアリティのあるダンスで、
「松浦亜弥がこの振りで踊っていたの見たことある」と錯覚してしまうほどです
(松浦亜弥をテレビで見たこともない筆者がそう思ってしまった、そんなシンクロ)。
で、これも確かにダンスシンクロというべきであって、
ダンスシンクロについて考えるならこういう方向も包含していかないと片手落ちになりそう。
といって、「視覚系」と「リアル系」とかことさらに分類して考えるのではなくて
同一のものの異なる様態として捕らえたいという気持ちがあるのですが、
それはまたいつか、機会があれば考えてみたいです。
点に当てていくようなダンスシンクロから外れていたら違和感を感じてしまう向きには
こんにゃくPの諸動画はいい「解毒剤」になるのでは、とも思います。
今回の紹介作品はダンスが合っていないという動画コメント上の指摘があるのですが、
野暮を承知で妄想すると、この動画が語られているシーン構成は
1.目標としてのパーフェクトスター − エフェクトの入ったダンスシーン
2.二度目の引退コンサート − くっきりしたダンスシーン
3.静止画引退後シーン − 動画が語られ、回想している現在時
(静止画については回想シーンもあるのですが、とりあえず単純化してます)
と分けることができて、
1の手の届かない理想像や、2の過去シーンで一般的な振り付けを使うと、
キャラクターの強度というか画面の存在感が強くなりすぎる。
1や2ではあえて距離感を表現するために
強烈で動きの大きなダンスを避けたのではないかと想像します。
もっとも、1と2を本当に別のシーンと考えてよいかどうか、確実な証拠はありません。
「アイドルマスターMADにおけるシーン分け」というこれも難しい問題があって、
いつか書いてみたい(というより、それを書きたくてこのブログを始めた)のですが、
これもまあ、いつになることやら。
そういうわけで根拠のない想像に過ぎないのですが、
この動画では、ダンスシンクロで(心理的ないし時間的な)距離感を表現する、という
実験的な試みを行っているのではないか、と思いました。
そんなことを考えさせてくれるだけでなく、手描き部分の表情の味わい深さ、
ニコニコ動画上でここまで出せるんだ!というエターナルフィッシュの赤の奥行き、
見どころの多い素敵な動画だと思います。
皆さんのご意見なども伺えたら嬉しいです。
JUGEMテーマ:THE IDOLM@STER
近作から。春香エンド後を題材にした2つの作品 上
- 2008.10.17 Friday
- 名作紹介
- 22:51
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- -
- by club-jamora
JUGEMテーマ:THE IDOLM@STER
今回2本の作品を紹介するのはエントリー名以上の深い理由はありません。
■じゃんP「樹海の糸」
じゃんPは比較的新進、今年5月デビューながら
処女作から注目を集め、1本1本確実にヒットを飛ばしてきた人気作家です。
今回の作品で驚くような作風の変化を見せ、話題を呼んでいます。
そもそもじゃんPの演出の特徴は、
派手で楽しい画面効果とダンスシンクロの共存にあります。
「ダンスシンクロとその他の演出をいかに共存させるか」というのは
多くのアイドルマスターMAD作家にとっての課題だと思います。
あたかもアイデアが次から次へと湧いてくるかのような映像を見せるじゃんPは、
特にこの問題を意識していたのではないかと思います。
大胆なキャラクター抜きを使ったイメージの奔流のようなシーンと
ダンスシンクロでシンプルに見せるパートを交互に使い分けることで
溢れるような映像世界を巧みに制御するのがじゃんPのかつての作風でした。
(この二つを峻別するのではなく連続的に見せるのも魅力です)
⇒ 【ニコニコ動画】アイドルマスター 『GOLDFINGER '99』 春香 真 雪歩
しかし、作を重ねるにつれ、ネタ部分の密度が高まり、
ほとんど破綻の一歩手前まで来ていたのも事実。
いや、全く破綻してないのだけど、「このまま行くと・・・」という不安感は感じた。
⇒ 【ニコニコ動画】アイドルマスター 『グラスホッパー』 春香 雪歩 やよい
これなどは、楽曲の要請と言えなくもないですが。
ところが、前作からアプローチの方法を変えてきます。
基本的にダンス画面を見せつつ、
大胆なカットとカメラワークで以前の作風に劣らぬ演出の密度を獲得しています。
じゃんP、いくつ引き出しを持っているのか!と驚いたものです。
⇒ 【ニコニコ動画】アイドルマスター 『Out Of Control』 真 伊織 律子
今回の作風は基本的に前作の方法論をさらに推し進めながらも、
切り取ったキャラクターと背景の美しい合成映像を用いた
オリジナルPV作品といえるものです。
以前の共時的なイメージ表現を、通時的な表現に移し変えることで
密度の高く、かつわかりやすい演出を実現しています。
恐らくは、気を抜けばカオスに陥りかねない以前の作風の時に意識し、
鍛えあげていたであろう「このカットでは何を見せなければならないか?」
という注意力が今作では新たな方向に発揮され、
カットの連続の中でも視聴者が糸口を見失うことのない、
このような素晴らしい作品を生み出したのだろうと思います。
じゃんPが今後も通時的演出を磨いていくのか、
それとも楽曲の性質に応じて以前の作風も織り交ぜていくのか。
ますます注目の作家です。
(下につづく)
Twitterはじめましたの続き
- 2008.10.14 Tuesday
- ひとりごと
- 22:59
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- -
- by club-jamora
JUGEMテーマ:THE IDOLM@STER
前回記事はこちら
当ブログではある程度重みのある・まとまった記事を掲載するという意図の下、
多くの興味深い作品について紹介を見送ってきており、
心苦しく思うこともありました。
Twitterではそのあたりの補完をしようと思っています
(といって、筆者がチェックするMADは投稿物のほんの一部なので、
遺漏ない良作紹介ができないことは言うまでもないです)。
Twitterのユーザでない方が確認する場合を考えているため、
可読性を損なう恐れのあるあいさつ・返信コメントなどはできるだけ控えております。
また、上記意図から自投稿を削除することもありえます。ご了承ください。
勿論、アイドルマスターMAD他興味深い話題についての意見交換は大歓迎です。
-
Twitter上で新作動画紹介をしようと思ったのは、ひとつには
プラグインによってブラウザから直接投稿できる気軽さもあります。
Firefox用のプラグインを使うと、ニコニコ動画のページ上にこんなふうに入力枠ができます。
コメントを入力し、[また見てる]をクリックすると・・・
上は筆者が使っているビューワー "Tween" の画面です。
一部てきとうにぼかしてますが、こんなふうにコメント付で投稿されます。気軽。
Twitterは一投稿につき文字数制限があるため、
感想を短く一言でまとめないといけない。そこがかえって気楽。
プラグインやTweenのダウンロード・インストール方法については
googleなどで探すと見つかると思います。
ちなみに筆者は下のページ他を参考にした記憶があります。
⇒ Firefoxを拡張して、Twitterを便利に楽しく使う
⇒ Tween まとめサイト
Web上では下のように表示されます。
PrintScreenを忘れて後から保存したので、
少し当該文が流れてしまっていますが、
このように新規メッセージほど上から表示されていきます。
なお、Twitterの仕組みから想像されるように、
フォロー人数が増えると受信するコメントは膨大なものになります。
現在筆者の情報処理能力は既にパンク状態なので、
フォローはできるだけ増やさない方針にしております。
-
さて、Twitter非ユーザのための記事なのか、
Twitter初心者のための記事なのか、
既にフォローしてくださっている方への伝言なのか。
いかにも煮え切らない記事になってしまいましたが、
とりあえずは自分の現在の方針を表明しておきます。
Twitterに何となく違和感を覚えている方もおられると思いますが、
よろしければ筆者のホームなど参考にしてくださいませ。
-
アイドルマスターMADと直接関係ないエントリーが続き、興味のない方には失礼しました。
次回からアイドルマスターMADの話題に戻ります。
Twitterはじめました
- 2008.10.13 Monday
- ひとりごと
- 23:42
- comments(0)
- trackbacks(0)
- -
- by club-jamora
■一月ほど前からTwitterなるものを始めました。
Twitterというのはチャットに近いけれど、もう少しゆるやかなサービスです。
「フォロー」することによって相手のメッセージを受信できるようになりますが、
フォローを返されなければこちらのメッセージを見られることもない。
フォローや、それを解除する「リムーブ」は相手のご自由に、という仕組です。
メンバー相互間のメッセージ参照性があいまいなこともあって、
制約が比較的弱い気軽なサービスとして、アイドルマスターMAD製作者や
紹介ブログの管理者・「見る専」の方々などに最近とみに人気のサービスです。
公開する設定にしている人のメッセージなら、
メンバー登録していない方でも辿ることが出来ます。
下は筆者のメッセージ履歴です。
⇒ http://twitter.com/C_Jamora
ログインを迫るようなウィンドウが頻繁に出てくる場合は、
キャンセルし続ければ閲覧可能だと思います。
Web上の画面では再表示をしないと新しいメッセージを受け取れないので、
何らかの閲覧ツールを使っている人が多いと思います。
(筆者は "Tween" というソフトを使っています)
このような公開性があるため、今までIRCのようなチャットルームで会話していて
外からは窺い知れなかったMAD製作者と、
比較的孤立していた?紹介サイト管理者同士間の壁が
壊れた・・・というよりも "ぼそぼそと水漏れしてきた" という風情で
ゆるく、時に熱気のある会話が展開されています。
■なぜTwitter?
孤立した立場から物を語ることで生じる密度や熱気というのは確かにあり、
また、余計な配慮が不要な無名ブログとしては、身軽なほうが自由な発言が出来る。
また、チャットのようなものだからどうしても時間を取られてしまう。
以上のことを考えて今までできるだけ避けては来たのですが、
1.最近はまとめWikiの紹介系ブログにも紹介され、無名とはいいつつも
いつまでも無名とばかりは言っていられなくなった。
2.MAD作者が広報のために使っている事から、話題作をいち早く知ることができ、
筆者がアイドルマスターMADを視聴するようになる以前の古典的名作についても
詳しい方からの情報を得ることができる。
筆者はもともとMADを見る本数が紹介ブログとは思えないほど少ないので、
ツールをうまく使って効率よく情報を取得する必要がある。
3.アストロP・41Pについても自分より詳しい方がおられる。
要は、自分ひとりでできることに限界を感じ、
もっと詳しい方がおられるならその方々の協力を得たほうが、
デメリットを考慮したうえでも成果を上げられるのではないか? という判断からです。
さらに、作品を紹介した場合に、ブログよりも閲覧効果が高い、ということがあるようです。
いまひとつ実感したことがありませんが。
筆者の発言では、ブログ上で書ききれない新作を紹介していきたいと思っています。
また、アイドルマスター以外の動画についても、興味を持ったものを載せていくつもりです。
このように、当座は当ブログの延長線上のものとして使っていきたいと思っているので、
Twitterに興味がない方も、当ブログのチョイスに共感してくださる方がもしおられたら
筆者のTwitterホームを時々覗いてみてください。
紹介スタンスについてなど、次回に続く。⇒ 次回
---
ヨルPの記事の続き、少し遅れそうです。興味持ってくださるかた、ごめんなさい。
Twitterというのはチャットに近いけれど、もう少しゆるやかなサービスです。
「フォロー」することによって相手のメッセージを受信できるようになりますが、
フォローを返されなければこちらのメッセージを見られることもない。
フォローや、それを解除する「リムーブ」は相手のご自由に、という仕組です。
メンバー相互間のメッセージ参照性があいまいなこともあって、
制約が比較的弱い気軽なサービスとして、アイドルマスターMAD製作者や
紹介ブログの管理者・「見る専」の方々などに最近とみに人気のサービスです。
公開する設定にしている人のメッセージなら、
メンバー登録していない方でも辿ることが出来ます。
下は筆者のメッセージ履歴です。
⇒ http://twitter.com/C_Jamora
ログインを迫るようなウィンドウが頻繁に出てくる場合は、
キャンセルし続ければ閲覧可能だと思います。
Web上の画面では再表示をしないと新しいメッセージを受け取れないので、
何らかの閲覧ツールを使っている人が多いと思います。
(筆者は "Tween" というソフトを使っています)
このような公開性があるため、今までIRCのようなチャットルームで会話していて
外からは窺い知れなかったMAD製作者と、
比較的孤立していた?紹介サイト管理者同士間の壁が
壊れた・・・というよりも "ぼそぼそと水漏れしてきた" という風情で
ゆるく、時に熱気のある会話が展開されています。
■なぜTwitter?
孤立した立場から物を語ることで生じる密度や熱気というのは確かにあり、
また、余計な配慮が不要な無名ブログとしては、身軽なほうが自由な発言が出来る。
また、チャットのようなものだからどうしても時間を取られてしまう。
以上のことを考えて今までできるだけ避けては来たのですが、
1.最近はまとめWikiの紹介系ブログにも紹介され、無名とはいいつつも
いつまでも無名とばかりは言っていられなくなった。
2.MAD作者が広報のために使っている事から、話題作をいち早く知ることができ、
筆者がアイドルマスターMADを視聴するようになる以前の古典的名作についても
詳しい方からの情報を得ることができる。
筆者はもともとMADを見る本数が紹介ブログとは思えないほど少ないので、
ツールをうまく使って効率よく情報を取得する必要がある。
3.アストロP・41Pについても自分より詳しい方がおられる。
要は、自分ひとりでできることに限界を感じ、
もっと詳しい方がおられるならその方々の協力を得たほうが、
デメリットを考慮したうえでも成果を上げられるのではないか? という判断からです。
さらに、作品を紹介した場合に、ブログよりも閲覧効果が高い、ということがあるようです。
いまひとつ実感したことがありませんが。
筆者の発言では、ブログ上で書ききれない新作を紹介していきたいと思っています。
また、アイドルマスター以外の動画についても、興味を持ったものを載せていくつもりです。
このように、当座は当ブログの延長線上のものとして使っていきたいと思っているので、
Twitterに興味がない方も、当ブログのチョイスに共感してくださる方がもしおられたら
筆者のTwitterホームを時々覗いてみてください。
紹介スタンスについてなど、次回に続く。⇒ 次回
---
ヨルPの記事の続き、少し遅れそうです。興味持ってくださるかた、ごめんなさい。
JUGEMテーマ:THE IDOLM@STER
ニコマス・アンダーグラウンドカタログが筆者も欲しい
- 2008.10.11 Saturday
- アングラカタログ
- 23:59
- comments(0)
- trackbacks(0)
- -
- by club-jamora
JUGEMテーマ:THE IDOLM@STER
筆者は基本的にボーカロイド作品は視聴していないのですが、
例外的に楽しみにしているのがmauponさんのボカロクラシカ作品集と、
VOCALOID・アンダーグラウンド・カタログです。
ちょうどカタログPart10が投稿されていましたので紹介。
非常にポップな内容で、アングラというよりは、埋もれ作品発掘という印象です。
⇒ 【ニコニコ動画】VOCALOID・アンダーグラウンド・カタログ PART10
さて、このシリーズに触発された勇猛なアイマスMADプロデューサーが、一人。
触発されて、よし作ってやろう! と意気込んだのですが、
動画のネタが少なく、1本くらいしか作れなさそう
(というよりサンプルの出来が良すぎて足がすくんだ)。
各所で識者に相談したところ、何かの縁で筆者が企画コミュニティを作ることになりました。
動画編集などは筆者が行う所存です。紹介動画・MAD作家を募集しています。
アングラという言葉にこだわらず、アイドルマスターMADの主流から外れた作品・
それゆえに(でなくても)埋もれてしまった作品を新旧問わず広く公募します。
もちろん、直球ど真ん中のアングラナンセンス作品も首を長くして待っています。
お気軽にご参加くださいませ。
また、このブログのコメント欄や右のweb拍手ボタンから
動画・MAD作家のお勧めを受け付けますので、
時代の闇に葬られそうな異様な作品を見つけた暁にはぜひご一報ください。
よろしくお願いします。
11/25追記:アングラカタログ1号が完成しました。こちらのエントリーをどうぞ
---
なお、筆者は多分に判官びいきなところがあるとはいえ
比較的メジャーな作家・作品を好む傾向があり、
今回このような企画のとりまとめ?役をすることになったからといって、
当ブログで取り上げる作家が「アングラ」だということはありません。
このブログでは筆者が独断と偏見によって「後世に残るべき!」と考えた
作家・作品だけを取り上げています。
アングラカタログでは少し違う切り口から紹介できれば、と思っています。
紹介作品に重複が生じる場合もあるかもしれませんが、
協力してくれる方と検討したうえで動画選定を行う予定ですので、ご了承ください。
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