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  • 2014.02.22 Saturday
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※アイマス映画。個人的な感想・妄想・覚書。ねたばれあり

 映画鑑賞を前提とし、ねたばれも含む記事です。注意。










 
 旅行先の京都で映画館を覗いてみたらちょうど劇場版アイドルマスターを上映するということだった。ロビーにはアイマス目当てらしい男性陣がたむろして壁際のソファに座る余地もない。映画館のスタッフのアナウンスが「劇場内のプロデューサの皆様」と呼びかける。Pだったつもりは一度もないがSSAの予習と思って見ることにした。貴音真雪歩の色紙が特典で、雪歩ファンだった友人への贈り物ができた。
 映画の出来にはいらいらした。カット割の息が浅くて緩急がうまく流れず、たびたびの暗転もリズムを乱す。音楽の使い方もいささかうるさい。セリフより映像で語ってほしい部分もちらほらする、等、等、表面的なところで苛立って話の大筋を見失ってしまった。意識していなかったが変な期待をこじらせていたというわけだ。あのテレビ版1話を作った監督なのだからケレンを狙いたくなかったとも考えられる。それならば2時間ずっと本質を外した鑑賞に終始していたことになる。
 というようなことを考えていたわけでもないがとにかく胸中モヤモヤが収まらず翌朝もう一度足を運んだ。評価がひっくり返ったわけでもないが簡単に片付けられない厄介な魅力の比重は増した。モヤモヤが晴れるかと思って書き始めたがまとまりそうにないので思いつくままに続けてみる。色紙は双子来たよ双子。


 ミリオンライブ組が登場するという触れ込みのこの映画、冒頭に挿入された「眠り姫」偽予告に既に世代交代のテーマが示されていて驚いた。だが本編では世代交代は描かれない。必然的に訪れる(であろう)765プロダクションの変化の中、内輪だけでないメンバーを束ねる立場に立った時、テレビ版24話での春香さんの選択は意義を保ちえるか、現実的に無力なのではないか。というあたりがポイントらしい。確かに24話の問題は、より未熟な存在を励まし手を差し伸べることで自身も救われる今回の展開でやっと補完されたと感じた。同時にこれによって新たな世代の765プロへの参入を可能にする準備ができたとも言えそうだ。

 春香さん(達)が矢吹可奈を迎えに行くまでに、一見未熟に見える相手を信じ励ます、というモチーフを重ねる。プロデューサ2人→アイドル達、アイドル達→春香、というふうに。その際に励まされている側が抱えている問題は、誰かが介入したら簡単に解決しそうな、一見つまらないものに見える。しかし本人達が自分で解決しなくては何の意味もない、と信じる側は感じているようだ。だからヒントを示して、あとは相手を信じ、動き出すのを待つ。なぜ待てるのか? それは相手の中に何かすごいものがあることを見てきたからではないか。
 矢吹可奈が練習に来なくなった理由が太ってしまったから、という種明かしに対して失望の声があったらしいが、上のような演出意図が仮にあったとすると、「そんなことで?」と観客に思ってもらう必要が演出上あったということになる(ミリオン組の横山奈緒にそういう反応をさせている)。皆が肩透かしを食わされる中、春香さんだからこそ可奈の弱さの中に強い思いを見通すことができたのだ。
 もっともこれは大まかな演出プランの話で、このプランを実現すべき具体的な各演出の巧拙は別の問題に属するとは思う。いずれにせよ、可奈が誰から見ても大きな問題を抱えており、それを皆で解決する、といった単純に上向きの物語は意図してはいない。そのような描き方を選んだことが個人的に興味深く、感銘を覚えるところでもある。


 映画の内容からは少し離れる。この映画は実際のキャラクター達の世代交代を準備する役割をバンダイナムコから与えられているのではないか、とは皆が想像するところだろう。ミリオン組の参加、「眠り姫」や律子の扱われ方。上記テーマにしても交代の準備ととらえることができる。逆に言うと今回の映画本編ではあくまで地固めしかなされない。ミリオン組はあくまでオリジナル組より心身両面で劣る存在として描かれ、一芸で優れた側面さえ映されない。個人的にもラストのライブシーンではミリオン組にもっと難しいダンスを踊ってほしかったが、今回の映画内ではオリジナルのアイドル達を脅かす存在として描かないようディレクションがあったのかもしれない。
 いささか妄想が過ぎてきた。それでも今回の映画からバンダイナムコの意図を想像するのは楽しいし、これまでのようにファンの反応によって1年後2年後の展開がまた違った色付けになっていくだろうと思う。その時に読み返すために覚書を書いたつもりでもある。

 

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