後半です。
なお、今回の選定基準として、
・すでに一定の評価を得ている ・継続的に投稿している
という観点を導入しています。つまり、青田買いや、発掘のつもりはない。
すでに良作を複数投稿している作家を挙げているつもりです。
■ぽP
・【アイドルマスター】 N.O. (Nord Ost)
(以下格納)
圧倒的に壊れていくようで妙に楽しさは伝わってくるという謎の作家です。
なんだか統合失調症気質気味に演出があちこちするのだけれど、全体で見ると
不思議な統一感が得られるという特徴が、上の最新作ではよく現れているのでは。
・【アイドルマスター】 Games People Play - INNER CIRCLE
レゲエで作られたアイドルマスターMADって、これと41Pの2作(
■■)以外にありますか?
構造が外へ外へと倒れていってとっちらかったままずうっと俯瞰していくような構成が
人によっては風通しがよく感じるだろうし、道に迷ったように感じる人も
いるかもしれません。次世代だなあという印象ですねえ。
Deee-Liteで作った下の作品が最近ブレイクしました。今後の活躍が期待されています。
⇒
【ニコニコ動画】【アイドルマスター】 Groove is in the heart / Deee-Lite
この作家の、ぱっと最初のワンカットを見た時点で伝わってくる
もっさりと込み上げてくる湿った空気がたまりません。電気室の埃の臭いとでもいうか。
未体験の方は、ぜひどうぞ。
■versusP
・アイドルマスター 春香さん vs CORNELIUS 『COUNT 5,6,7,8.(小西康陽 remix)』
衝撃の借り物P、versusPです。処女作から独自の感覚を持った動画を作っていましたが、
次に2作目とは思えぬ斬新な作品を上げ、以後どんどんと独自の路線を進んでおられます。
恐らくは借り物の制約ゆえと思われますが、
フォント・画面割などをふんだんに利用した独自の世界観を切り開いています。
・アイドルマスター 春香さん vs CORNELIUS 『COUNT FIVE OR SIX』
2作目。エフェクト・文字フォント・画面割りが映像の内部と拮抗し・時に逆転しているオリジナリティは既に顕著。
比較的とっつきやすそうな映像に見えて、どこか動画の最底流に不穏なムードが
流れているように感じられるのが不思議なところであり、目を離せないぞ・・・
と思わせるところです。借り物を脱したらどんな作品を作ってくるのかも気になりますね。
⇒
【ニコニコ動画】アイドルマスター 春香さん達 vs Towa Tei 『A Ring』
この作品はテイ・トウワ。上のぽPの選曲との不思議な一致も興味深い。
■うしわかP
・アイドルマスター 『Kiss in the dark』 ピンク・レディー (春香 真)
最後は今をときめくうしわかPです。
これは処女作で「練習のつもりで作りました」とありますが、
処女作とは思えない多様なトランジション効果が使われています。
とっちらかった雰囲気にならないのは
全てディスコブームの時代の雰囲気を再現するために使われているのですね。
色調・巧みなカメラワーク、全てが映像全体の統一感に奉仕している。
zeit氏や
キリコ氏など、目利きの紹介ブロガーがプロ疑惑を表明したのも当然の出来。
しかも、ピンクレディの有名曲でなく、全米デビュー時の曲を持ってくる選曲の渋さ。
そう思って
ブログを覗いて見たら、かなりの音楽通のようで、
作業用BGMも投稿なさっている様子。
⇒
【ニコニコ動画】【作業用BGM】風呂上がり寝しな編
うーん、良選曲。やっぱりただものではないですね。
2作目でのブレイク以降のうしわかPの活躍ぶりによって
多くのアイドルマスターMADファンの心を既にがっちりつかんでいます。
・アイドルマスター『SPLEEN』(りっちゃんスペシャル SIDE-A)
バランス感覚と美しく器に盛られたかのごとき映像性を追求する態度は
今回取り上げた他の作家と比べると「保守的」とすら言えるかも知れませんが、
アイドルマスターのキャラクターやステージを使いつつも
映像作品と呼びうる作品が十分に作られるのだという地所を
この作家の確かな目は切り開いてくれているように思います。
■まとめ
「折角刺激的なテーマだったのに、案外妥当な人ばかりなのね」と言う声が
どこかから聞こえてきそうです。もっと多くの方を取り上げたかったのですが、
6人に絞るとなるとこの人たちになってしまいました。
取り上げたかった他の作家の名を上げることも考えたのですが、
ここは、新しい目を持った彼らが選んだ20選の紹介をもって代えさせていただきます。
ぽP ⇒
【ニコニコ動画】ニコマス2008下半期20選byぽ
ローディPの名があるのが素敵ですねえ。
versusP ⇒
Thousand iM@S - 2008年下半期ニコマス20選
拙作があるのはご愛嬌(感謝感激)ながら、このリストすごいです。
今回の記事を包含してあまりある感じがしますですよ。これが若い力なのか。
wyrdPの名があるのがさすがですねえ。
うしわかP ⇒
うしわかファンクネス - 2008年下半期ニコマス20選やはり比較的保守的というか、結構の整った作品を好まれる傾向がわかりますね。
太宰Pの名が光りますが、Da-zaiも非常に整った作品でありました。
最後になりましたが、この記事は "さけとばらのひび" の
こちらの記事に
インスピレーションいただきました。ぜひご一読ください。
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目次 -
特集記事上・
中・下
2009年の新しいアイドルマスターMADを牽引してくれそうな6人の作家