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速さがもたらすもの その4

JUGEMテーマ:THE IDOLM@STER

さて、しばらく間が開いてしまいましたが、今回もヨルPの動画を見ていきます。
シンクロについての文章で足を捕られていたけれど、
今回やっと題名のテーマに触れられると思います。


↑ ヨルPの近作から。冒頭1分間のMy Songの振り付けの重たさ・かっこよさに注目!

前回、異なるダンスをつなぐときのノウハウを見ていくと予告しました。
ダンスつなぎの方法はMAD作者のノウハウによるところが大きく、
印象論に傾いてしまうのですが、ひとつ蛮勇を奮うとします。

ダンスシンクロを見せる動画では、1つのダンスの長回しを使う方法と
様々なダンスを組み合わせて再構成する方法がありますが、
どちらにしても、異なるダンスをつなぎ合わせる時、連続性が求められる傾向があります。

違和感なくつなげるためのノウハウは恐らく数え切れないほどあるのでしょうが、
筆者でもわかるものとして、たとえばアップをはさんでつなぐ方法。
手足の位置・動きの不整合が目立つことが多いので、
フレームに入る部分の少ないアップのほうがごまかしやすい。

たとえば、歯ブラシPの下の動画のアップについて、
筆者は以前の論考で、各シーンの視線の主体とからめて話したのですが、
恐らくシーンの間にアップをはさんだのには、
カットをつなげる狙いもあったのではないかと想像します。



また、振り付けについてだと、玄Pのブログ(現在は削除)の中で
1つの動作の途中でつなげない、というアドバイスが書いてあった記憶があります。
つまり、動作と動作の「終わり目」で厳密につないでいく方法。
逆に、振り付けが似たような動作の場合、動きに目を惹きつけておいて
別のダンスにつなぐ、いわば「アクションつなぎ」的な手法もあります。

大雑把に上の例をみるとして、初期〜中期のヨルPの動画を見てみると、
どれも意識していないように見える!
⇒ 【ニコニコ動画】アイドルマスター春香×FLOGGING MOLLY「QUEEN ANNE'S REVENGE」
⇒ 【ニコニコ動画】アイドルマスター春香×FLOGGING MOLLY「THE SPOKEN WHEEL」
⇒ 【ニコニコ動画】アイドルマスター春香×LOW IQ 01「4_5(80%)」

アップをはさまず、はさんでいても腕がフレームに入っていたり、
動作の途中で全く違う動作にぶつけていたり、
動作中→停止している状態にカットを入れていたりします。
(さすがに、クロスフェードは使っていますが)
ところが、それがかえって動画に勢いを与えている。

案外違和感がない理由として、ダンスカットどうしを最初からぶつけているので
「連続性のレベルを保つタイプの動画ではないのだな」というふうに
視聴者が様式を把握している、とも考えられます。
例えば、しーなPのPrincess Bride! はダンスの疾走感を優先するためか、
ダンスのつなぎには無頓着に見えます。
ところが、様々な形状ワイプなど、
あえて様々な人工的なトランジション(カットをつなぐ際の効果)を用いて
視聴者に様式を自然と飲み込ませているので、それを気にさせません。

ヨルPの動画の場合は、パンクの楽曲と、カットが衝突する印象が
合っているということが「様式」として上げられるかと思います。

しかし、ヨルPの動画はそれとも少し趣が違うようにも感じます。
ダンス間の衝突を意図的に用いているようでもなく、
偶然そうなってしまってしかもそこに何か勢いがある、必然性を感じる。
そのような動画だからです。
前回のシンクロに関する記事も含めて考えると、
例えばシンクロやカットを仮に似せたからといって
ヨルPらしい動画になるかといったらあまりならないのではないか。
その勢い・必然性がやってくる源流を把握しないと、
ヨルPのヨルPたるゆえんの部分について語ることはできないのではないか。
(なお、最近のヨルPの動画には、ダンス同士の衝突を避ける傾向が見えます。
⇒ 【ニコニコ動画】アイドルマスター春香×advantage Lucy「weekend wonder」
動画全体はマイルドな印象になってはいますが、
それによってヨルPらしさが損なわてはいません)


ここで、10月の頭に引用した保坂和志の記事がやっと出てきます。⇒ こちら
この記事の中で小島信夫について書いた文章をもう一度引用。

人間に対する関心のあり方というか、作中の人物が現実にその人がそこにいて、現実の人間が自分の経済や想像力を総動員して何かを熱心に語るように語るのを書くのが忙しいからパーッと書いてしまうのではないか

ここで、ヨルPの動画のヨルPらしさ・独特の強烈なリアリティは
ヨルPの「春香さんに対する関心のあり方」、そしてそれを表現する時の
スピードと関係しているのではないか、という仮説にたどりつきます。

具体的には、カットの衝突はあくまで結果として生じたのであって、
だからこそ現在それが回避されてもヨルPらしさが失われない・
かつそこに何かの必然性(それを保坂和志にならって
「映像作品から離れてリアルなもの」といいかえることもできるかもしれません)
を感じるのではないかと考えています。
次回この点についてもう少し述べて、シリーズを終えたいと思います。

つづく

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